ハーレクイン・シリーズ
おとぎばなしが好きで夢見がちなルーシーは、姉の屋敷で開かれた宴の喧噪から逃れ、庭の木に登って休んでいた。ところが、そこへ突然犬が現れて吠えはじめ、宴に訪れたハーコート卿に見つかってしまう。3年前からひそかに憧れていた彼に、こんな形で再会するなんて! 18歳になり、まもなく社交界へもデビューするというのに、おてんばな子供のように扱われてルーシーは泣きそうになった。望ましい花婿候補のハーコート卿は絶えず美女に取り巻かれ、ルーシーに親切なものの見向きもしない。どうしたら彼に大人の女性として見てもらえるの?
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2013年01月05日
-
- 著者
- アン・ヘリス
-
- 訳者
- 佐野晶
-
- 定価
- 901円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年12月18日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-33154-0
-
- 書籍番号
- PHS-54
-
モニター
ルーシーは純真無垢で、おとぎ話に出てくるお姫様のような女の子です。そんなルーシーが、大人で歳の離れたハーコート卿に憧れても、見向きもされないのではと心配しました。ルーシーがいろいろな経験をして大人になっていくのが面白いうえに、ストーリーの展開にわくわくして、あっという間に読み切ってしまいました。ハーコート卿の様にハンサムでお金持ち、そして強くて優しい男性は、いつの時代もヒーローですね。
-
モニター
ヒロインは3年前から憧れていたヒーローに再会。18歳になってその美しさ、心のよさから皆から愛され求婚されますが、家族が驚くほどしっかりとした大人の女性になっています。ヒーローを信じたいけれど信じられない気持ちや、愛してるのにうまくいかないお互いの気持ち、ヒーロー、ヒロインの両方の家族の愛がよく書かれていました。ヒロインがうらやましいです。
-
モニター
社交界へデビューしたルーシーは、その新しい世界を楽しんでいます。世間知らずで夢見がちなところがあるルーシーですが、あどけなさがかわいいです。ハーコート卿への恋する気持ちに自信がなく、自分を卑下するところなど、素直に応援したい気持ちになりました。初々しいルーシーの成長が楽しめます。
-
モニター
ハリウッド映画なら、ハーコート卿はH.ジャックマンでしょう。ぴたりと想像できた。ルーシーはイギリス人女優かな。主人公の悩みはふわふわした甘いお菓子のような感じで、上流階級は優雅である。おそらくハッピーエンドという終焉は予測できるが、随所にスリリングであり、秘密がありという展開があるので飽きはしないでしょう。映像化しやすい物語である。
-
モニター
18歳になったルーシーが、社交界にデビューする。新しい世界を楽しみ、一人の女性として扱われることの嬉しさや、ハーコート卿と釣り合わない自分の幼さに気がひけたり、とても甘酸っぱい気分になりました。
イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。