ハーレクイン・シリーズ
シャーリーンは母親と継父に疎まれながら暮らしたせいで、しみついた劣等感を拭えないまま成長し、地味な銀行員となった。そんな彼女にもようやく恋人ができたが、相手に大きな仕事が決まって渡米したきり音信不通になってしまう。恋人を信じてはるばるアメリカまで追いかけていったところ、シャーリーンは衝撃的な事実を知る。ひとり待つわたしの気も知らず、別の女性と結ばれていただなんて。涙に暮れる彼女の前に、一人の男性が手を差し伸べた。トラヴィスと名乗る彼といると心が和んでいくシャーリーンだったが、そのときまだ知らなかった――彼には、ある思惑があることを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年01月05日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年12月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22257-2
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- 書籍番号
- I-2257
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モニター
ヒーローとヒロインが芝居をしながら、お互いの心の傷を助け合い、理解する。そして魅かれていくのに心打たれました。しかし、最後までハラハラドキドキの展開でした。他のシリーズも読んでみたいです!
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モニター
あらすじを読んで、よくあるパターンだと感じましたが、最初の印象とは全く違い、新鮮でした。傲慢ヒーローが好きじゃない私には読みやすかったです。お互いが相手に感謝していて、相手を気遣っていて、いい関係だと思いました。作品に登場した個性豊かな異母兄弟たちのお話もぜひ読んでみたいです。
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モニター
あたたかいお話でした。シャーリーンとトラヴィスの心のすれ違いも、トラヴィスと家族の関係も、すべてがせつなく、あたたかい。ファルコン家の兄弟、皆の物語を追ってみたいと思います。
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モニター
ありきたりのシンデレラストーリーかと思い読み始めたのですが、読むほどに引き込まれ、「早く結末を知りたい」という衝動にかられました。愛すれば愛するほど不安になる気持ち、そしてすれ違い、「別れてしまうの?」と、ハラハラドキドキしながら、一気に読み終えました。こんなにも引き込まれた小説は、久しぶりでした。
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モニター
あらすじから、手を差し伸べたヒーロー側の思惑って何だろう?って思いながら読み進めたのですが、思惑という程のものでもなかったな……。優しくて誠実なカッコイイヒーローと、あまりぱっとしないと思い込んでいるヒロインの、すこしもどかしさも感じるくらいの、ゆっくりと育まれる友情から始まる愛のお話で、嫌な気分になることがなく読み終えることができました。ヒーロー側からみたヒロインの魅力がもっと書かれていたら、良かったのになぁと思いましたが、ハーレクインの多くに登場する絶対的なヒーローではなく、しっかり者の姉御肌系のヒロインが、弱さも持ったヒーローを守り支えるっていう構図(実際はお互いに支えあってるんですけどね)は、私には新鮮で楽しかったです。
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モニター
誠実なヒーローとしっかりしたヒロイン、人の気持ちの揺れが丁寧に描かれているところに好感を持てました。ヒーロー、ヒロインが俳優、女優の話は苦手だったのですが、この話は好きです。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。