ハーレクイン・シリーズ
世界的大企業リオネデス・エンタープライズの社長ドラコンに、ジェミニは強引に面会を求めた。必死の思いだった。彼女の父が半年前に亡くなり、ロンドンの一等地にある大邸宅が、義母のアンジェラによってドラコンの会社に売られようとしている。歴史ある屋敷を取り戻すには、社長である彼と交渉するしかない。なんとか会うことができたドラコンは、ブロンズ色の肌に黒い髪、長身でたくましいギリシア神話の神のような男性だった。圧倒的な彼の存在感と魅力に、ジェミニは一瞬、言葉を失った。だが、彼女はドラコンの魅力など認めたくもなかった。なぜなら彼は、再婚相手を捜す義母の誘惑に平気で乗るような男だから!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年01月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年01月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12817-1
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- 書籍番号
- R-2817
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- ミニシリーズ
- ギリシアからのプロポーズ
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モニター
いつも毅然としながらも物事に柔軟なヒロインはステキでしたし、傲慢ながら非を素直に認められるヒーローは可愛らしかったです。恋心を自覚する前からお互いを意識してるので、何気ない会話の中にも官能的なくすぶりが見え隠れしてエロティックなシーンも多い割には、純愛的な気恥ずかしさが読後感にあります。なによりもヒロインを優先するヒーローの心情が、本人に自覚がないけど健気で、ちょっと憧れますね。
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モニター
フラワーショップを経営する主人公ジェミニの強く、そしてまっすぐで綺麗な心はまるで薔薇のよう。財産目当ての義母にも負けない彼女の父を想う気持ちと、純愛の心に救われた。
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モニター
初めて読む作者で自分の感性と合うかな?と思っていましたが、登場人物についてとても丁寧に書かれていて、読み進めていくうちにどんどん物語にのめり込んでいきました。ヒロインもとても素敵で、自立していて、自分をきちんと持っている女性なので、同じ女性なら彼女のように生きられたらと共感すると思います。物語の世界に引き込まれること間違いなしです。
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モニター
世界的企業の経営者ドラコンと家を守りたいジェミニの出会い。非情と思われたドラコンの態度はジェミニと関わる中で変化し、その誠実さと愛情の深さに読み進めながら心惹かれました。義母の存在も大きいです。お互いの誤解が解けていき、惹かれていくさまもドキドキしながら読みました。
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モニター
今までコミックばかりで小説は初めて読んだのですが、展開のテンポが良くてサクサクと読めました。容姿端麗なのに自然体で努力家のヒロイン。そのヒロインを知っていくたびに魅かれていくヒーロー。そして魅力的なヒーローにとまどいながらも魅かれていくヒロイン。ヒロインの義理の母というトラブルの種はもちろんあるけれど、ドロドロした感じはなく、ヒロインとヒーローの恋心をメインに爽やかに読めました。ヒーローの従兄弟、マルコスがいい働きをします☆
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モニター
ジェミニの育った屋敷が売られようとしている。その屋敷を取り戻すため、彼女はドラコンと交渉をすることになる。美人のジェミニと圧倒的な魅力を持つドラコン。屋敷をめぐりジェミニとドラコン、そして義母の3人がどうなるのか? 最後まで読まないと分からない内容なので、ドンドン読める本でした。ドラコンの献身的な愛あふれる作品でした。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。