ハーレクイン・シリーズ
偶然のフィアンセ
名門の男性と一夜を過ごした以上、彼の婚約者になるほかないの?
ロミーは祖母が遺してくれたお金でイギリスからメキシコに来た。幼い頃に両親を亡くし、冷淡な親戚の家で育った彼女を不憫に思い、亡き祖母が念願の外国旅行の機会を与えてくれたのだ。わくわくしながらメキシコシティの博物館を訪ねた帰り、ロミーは生まれて初めて地震に遭遇し、恐怖のあまり立ちすくんだ。彼女に手を差しのべたのは、ドン・デルガード・ヴァルカサール――真っ白なスーツを一分の隙もなく着こなした、名門出身の男性。軽度の揺れにもかかわらず、彼はロミーを宿泊先まで送り届けてくれた。ところが、ロミーが一人きりで旅行していると知るやいなや、デルガードのブロンズ色の目に不穏な光が宿り……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2013年01月20日
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年01月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22260-2
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- 書籍番号
- I-2260
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。