ハーレクイン・シリーズ

カリブの城に囚われて
私の命の恩人は、黒い瞳の傲慢な城主。
「君が泣こうがわめこうが、とにかくここから連れだすつもりだ」南米オルダスのコーヒー農園で、白人支配に対する暴動のさなか脅えるヴァネッサに背の高い男性が救いの手を差しのべた。ドン・ラファエル・デ・ドメリケ——伯父の親友である彼のことは、どういうわけか昔から苦手だった。だがこの暴動ですべてを失い、伯父も亡くなって天涯孤独になった今、頼れるのは彼しかいない。ヴァネッサはラファエルに導かれてモーターボートに乗り、彼が広大な領地を所有するカリブ海の美しい島へ避難した。金色に輝く城での優雅な暮らしは、このうえなく快適だった。ただひとつ、あまりにも支配的な城主の不遜なふるまいを除いては。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年12月20日
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- 著者
- ヴァイオレット・ウィンズピア
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22256-5
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- 書籍番号
- I-2256
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。