ハーレクイン・シリーズ
悪魔と乙女
光る稲妻に浮かび上がる不気味な館……悪魔に魅入られた若きヒロインはいずこへ?
プルーデンスがゴシック小説を書くようになったのも、家から見える、あのウルフィンガー館の影響だった。幸運にも、古城に宿る亡霊を描いた一作目は大成功、ところが二作目が思うようにはかどらない。あの館の中に入れたら、作品の構想も浮かぶのに……。館は、持ち主の伯爵も訪れることがなく、何百年も荒れ果てたままになっている。それでも、機会はやってきた。当主レイブンスカー伯爵が、借金を作って逃げていた弟のあとを追って、突然プルーデンスの前に姿を現したのだ。〝悪魔伯爵〟だわ! 伯爵を見た瞬間、彼女の胸はときめいた。暗く陰があり、謎めいていて美しい。次作の主人公にぴったり!一方、彼女に会って、伯爵は当惑と甘い予感を覚えていた。女に飽きていたはずの彼が、淫らな想像をめぐらしたことに……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年09月05日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 上木さよ子
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- 定価
- 770円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4647-7
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- 書籍番号
- HS-48
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