ハーレクイン・シリーズ
「ジュリア、きみを送らせてくれ」カデンが車から降りてきて、ジュリアに声をかける。パーティ会場から出たとたん雷雨に見舞われ、彼女はずぶ濡れだった。黒塗りの車へと連れていくカデンに、ジュリアはおとなしく従った。彼はアラビア半島にあるブルクワット国の首長で、ジュリアが勤める財団に多額の資金援助が期待される重要人物。そして12年前のひと夏、恋人同士だった、わたしの初恋の人……。思いがけない再会に、パーティの席で気づいた様子は見せなかったのに、彼は覚えていてくれたのだ! ジュリアの中に熱い興奮がよみがえる。たとえあれが、彼から一方的に別れを告げられた悲しい恋だったとしても。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年11月20日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 加藤由紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年11月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12796-9
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- 書籍番号
- R-2796
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モニター
12年前の恋人との再会……。初めて同士で互いに夢中だった若かりし頃の甘酸っぱさと、ほろ苦い思い出に共感される方も多いのではないでしょうか。別々の人生を歩み大人の円熟味を増した二人が、過去に向き合い、共に未来に進んでいく姿にジーンときました。
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モニター
傷心のヒーローとヒロインの心が交錯する様子に、ドキドキしたり、もどかしさを感じたりしながら読み進めました。失恋したときに読むと感情移入出来ていいかもしれませんが、自分の経験と重ねて、こんな風に思うことあるよね~、うんうん、と、懐かしさを感じたりもしました。シークと結婚なんて現実には起こりえないことでも、つい読んでしまうのは何故でしょうね~♪
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モニター
好きだった人と12年後に出会ってしまう。普通なら「会わなきゃよかった」です。今のほうがいい男なんてありえない~! しかも初恋同士の相手がシーク♪ これぞハーレクインの心地よさ。ドップリ漬かって、本音とプライドのせめぎあいを楽しみました。そこで素直になるのに、ここはプライドが勝つの? それを言って許されるのはハーレクインのヒーローだけよと余計な事も思いつつ、ワクワクしながら、ハッピーエンドへの道を楽しみました。
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モニター
ジュリアとカデンの初恋。それは、憎しみと悲しみに満ちて壊れてしまったもの。予期せず再会した彼らの戸惑いと、心にくすぶる炎。あれよあれよと進むストーリーの展開に目が離せなくなります。ヒーローの強引さに拒絶しながらも揺れるヒロインというのは、ドキドキの発生源のひとつですね。作者のアビー・グリーン は、10代の頃から祖母の愛読書ハーレクイン・ロマンスに夢中になっていたというだけに、ロマンスの核心をどんどん突いて読み手を魅了させてくれて、さすがです。他の作品も読んでみたくなりました!
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モニター
情熱的な初恋から12年……偶然の再会に戸惑う二人ですが、互いに惹かれ合っていくことを感じています。誤解によって辛い別れを経験してもなお愛し合う二人に感動! 衝撃の事実が明らかになったあとの二人はどうなるのか、先が気になる情熱的なラブストーリーです!!
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モニター
初恋同士の二人が別れたのは、必然的運命だったのだと思う。お互いに、最高の相手になって出会う為に、別れる事が自分を磨く試練であったように思える。愛と別れの悲しみが交差し、研磨しあって自らを高めた二人の再会が素敵に思える。
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モニター
最後はハッピーエンドで終わりましたが、ヒーローとヒロインともに、大人の関係という言い方で欲望に流されすぎな気がしました。
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モニター
ヒロインとヒーローの気持ちのすれ違いで引き裂かれてしまった二人。時を経て再会し、お互いの気持ちの探り合いをしてしまうけれど、やはり惹かれ合う姿は、読んでいてもどかしい気持ちになりました。ヒロインの境遇も背景にはあります。一気に読める作品です。
ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。