ハーレクイン・シリーズ

見せかけの花嫁
予期せぬプロポーズ Ⅱ
彼が私との結婚を承諾したのは信じられない理由からだった。
「ザラの代わりに、私がセルギオスと結婚するというの?」父の理不尽な要求にビーは動揺した。大物実業家に娘を嫁がせて事業を立て直そうとした父は、美人のザラで失敗するや、姉のビーに白羽の矢を立てた。おまえからあのギリシア人にプロポーズするんだと言われ、ビーはあきれたものの、父に半ば脅され、セルギオスに会いに行く。彼のようなプレイボーイが私を妻にするはずがないと、外見に自信のない彼女は高をくくっていたからだ。ところが、セルギオスの口から出てきたのは意外な言葉だった。「教師の君はザラよりいい母親になりそうだ。検討しよう」【ベスト作品コンテスト2012年下半期 第3位入賞作】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年11月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 柿沼摩耶
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12795-2
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- 書籍番号
- R-2795
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- ミニ
シリーズ - 予期せぬプロポーズ
- ミニ
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北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。