ハーレクイン・シリーズ
アリソンはマキシモ・ロッシという男性の壮麗な邸宅の前に立ちつくし、唖然とした。本当にこれが私のおなかの子の父親の家なの? 仕事に邁進することを選び、シングルマザーになるべく人工授精を受けた。運よく妊娠したが、受精卵は誤って移植されたものだと判明したため、提供者に必要な検査を受けてほしいと懇願しに来たのだ。だが現れたマキシモは威圧的な態度でアリソンの言葉を否定し、不妊治療を受けていた妻も亡くなり、精子は処分されたはずだと告げる。それでも言い張るアリソンに、彼は重々しく続けた。「僕の正式な肩書きはトゥラン国皇太子。君の話が本当なら、その子は我が国の未来の君主ということになる」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年11月05日
-
- 著者
- メイシー・イエーツ
-
- 訳者
- 佐藤利恵
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年10月26日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12793-8
-
- 書籍番号
- R-2793
-
モニター
ひょんな事から出会った二人。どう進展するのかとハラハラドキドキしながら読みました。次第にお互いが惹きつけられていく過程を堪能。編集者のイチオシ作品だけあって、とてもおもしろかったです。
-
モニター
優れた精子を提供してもらい子供を授かりたいと、女性なら一度は考えた事があるでしょう。そんな今時のテーマに沿った面白いストーリーと、その子供の父親が皇太子だったという展開、子供を授かってからその相手を知り恋が始まるという物語。今までに読んだことのないドラマ展開にどっぷりはまりました。アリソンとマキシモ、主人公二人が戸惑いながら惹かれあい、愛に変わる、素晴らしい珠玉のシーンの数々。もうこれは読まないともったいないです。大人な恋愛に憧れている方にはバイブルになる作品だと思いました。
-
モニター
何の接点もない二人が、偶然が重なって、生まれてくる子供のために結婚を選択します。通常だったら、皇太子との結婚=シンデレラストーリーと言いたいところです。でも、マキシモもアリソンも、恋愛や結婚に傷ついた経験があります。それを乗り越え、愛し愛される関係になれるか? 最後まで、目が離せません。
-
モニター
完璧な計画、完璧な人生設計、完璧な子供と最高の選択をしたかと思えたアリソン。予想外だったのが、人工授精の手違いと、相手の肩書き。子供のために最高の選択をと思っての行動が、望んでなかった結婚に。彼の暗い過去と彼女の暗い過去。義務という響き。それを乗り越えていくまでの長く、じれるような展開に二人の愛についての怯えと怖さを垣間見れました。もちろんそれらを乗り越える二人が描かれていて、最後の最後まで最高に楽しく読ませてくれる表現力は圧巻です。
-
モニター
結婚を決めるのは、お互いに好きだから、愛してるから……。でもそうじゃなかったとしたら……。子供のため、祖国のためにプロポーズをされた主人公。普通なら自分だけを見て欲しい!!と思う状態で、話は進んでいきます。すんなりといかない二人の難しい関係にドキドキしながら読みました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。