ハーレクイン・シリーズ
華やかな社交界に憧れる男爵令嬢のアマンダは、高名な侯爵の親戚を屋敷に滞在させることになり、期待に胸をときめかせて客を待っていた。だがそこへ現れたのは、薄汚れたごろつきのような男。アマンダは思わず言葉を失うが、数日後、朝食の席ででくわした彼を見てさらに驚いた。そこには、ハンサムな顔立ちの颯爽とした紳士がいたのだ。彼――グレヴィルに魅力たっぷりの笑みを投げかけられ、アマンダの心臓は早鐘のように打ち始める。でも謎めいた彼に惹かれてはならない。私の夢見てきた社交界デビューはもう目の前なのだから。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年11月05日
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- 著者
- ジュリア・ジャスティス
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月26日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33150-2
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- 書籍番号
- PHS-50
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モニター
最悪の印象を持たれてしまったヒーローが、徐々にヒロインを魅了していく過程に引き込まれた。華奢な体で、一生懸命家族を支えているヒロインの、心の内側を見抜いて、それとなく助けるヒーローがカッコイイ。
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モニター
口やかましい優等生のヒロインと、放蕩者だったヒーロー。まだ若い二人がお互いを思う気持ちを築きながら、家族の大事さや社会とのつながりを学び自立していく。身分違いの恋に焦らされる期間が二人の距離をさらに燃え上がらせる。手を伸ばせばいいのに……伸ばさない。豪華な建築様式の中で繰り広げられるラブストーリーは、忘れていた何かを思い出させてくれました。心の空白が埋まるような胸キュンストーリーです。
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モニター
ヒロインのアマンダは容姿だけでなく性格も可愛らしく、誰からも愛される女性だと思います。グレヴィルとの出会いが最悪であったにも関わらず、彼に惹かれていくアマンダの揺れる思い。切ないけれど、微笑ましく頑張ってと応援したくなりました。
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モニター
初めてこの作家さんを読んでみました。口うるさいヒロインは、第一印象があまりよくなかったのですが、読み進めていくと印象も変わりホッとしました。思いも通じ合いハッピーエンドで良かったです。帯の文句も的確で心そそられ、好感が持てました。リージェンシーを読んでいつも思うことは家柄、財産、外見がよくないと求婚してもらえなく、初対面のような人と結婚しなければならなくて、今の時代ではとても考えられない事が多いですよね。ヒロイン達の社交界デビューへの思いには心打たれます。
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モニター
憧れの社交界デビュー直前に家族の不幸が続き、父とデボンの領地に住む男爵令嬢アマンダ。侯爵の親戚の英国海軍の負傷船員を自宅に招くことになり、最初は薄汚いその様子にしり込みしてしまうが、身なりを整えたハンサムな彼に次第に心惹かれる。アマンダの社交界デビュー……母の遺志に従わなくてはと思いつつ、魅力的なグレヴィルに想いが募るアマンダ。結婚相手の条件を満たすルシアンと出会うがいまひとつ踏み込めない。アマンダの揺れる心模様が読み応えありました。
小学3年生のときから物語を書きはじめ、大学では詩集を出版し、卒業後は保険会社やチュニジアのアメリカ大使館で編集者として働いていた。海軍士官の夫について12年のあいだに7回の引っ越しを経験したあと、米テキサス州東部に落ち着く。98年に作家の登竜門ゴールデン・ハート賞を受賞し、以来、多くの読者を魅了している。現在は独立した3人の子どもたちを訪ねる一方で執筆にあたり、ジョージアン・スタイルの屋敷に夫と暮らす。