ハーレクイン・シリーズ
ブリスベンに越してきたソフィーは途方に暮れていた。新しい勤務先での仕事が始まるというのに、いまだ仮住まいで、亡き姉の愛息トマスにふさわしい養育係も見つけられないままでいる。それでもソフィーは、トマスの父親を必ず捜し出すつもりだった。姉が暮らしたこの街に、きっとその人はいるはず……。職場の上司になるギブは優秀な小児科医で、黒髪が魅力的だが、どこか陰のある横顔が気になった――そして、薬指の指輪も。ギブはソフィーの窮状を知ると、意外な申し出をした。彼が同居している義理の伯母が養育係にぴったりだと太鼓判を押し、ソフィーたちが屋敷の離れに越してくれば、すべては解決する、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年11月20日
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- 著者
- メレディス・ウェバー
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- 訳者
- 深山咲
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年11月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22252-7
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- 書籍番号
- I-2252
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モニター
本当の母親ではないのに、トマスに対して母性に満ち溢れているソフィーがとても魅力的でした。孤独な生い立ちの中でささやかな温もりを大切にしている芯の強い女性だとも思いました。そんなソフィーがギブに惹かれていく様は、少女の初恋のようにも思えて可愛らしく感じました。ソフィーとギブが過去を理解し合うまでが気になって一気に読んでしまいました。こんな素敵なクリスマスを過ごせたら……なんて思える、心が温かくなるエンディングです。
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モニター
母の心無い仕打ちに立ち向かうべく住み慣れた土地を離れて、甥とともに訪れたブリスベン。そこであまりにも偶然に上司に惹かれ、またすばらしい子守にも出会い……いつものパターンとは少し違い、うっとりと読みふけってしまいました。私自身医療技術職にあるので、ドクターものにあこがれ、また現場と照らし合わせて読ませてもらっています。
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モニター
大人の恋愛のお話です。クリスマスの時季に偶然の巡り合わせで主人公の二人が、出会うのですが……お互いに心の中を吐き出さないために疑心暗鬼になっていきます。でも、最後にはハッピーエンドですよ。クリスマスの時季がお話になっていますが、外国のクリスマスの過ごし方に憧れを抱くほど話にのめり込んでいきます。これからの時季にオススメです。
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モニター
ヒーローもヒロインも一生懸命に生きていて、その姿がとても良かったなと思います。ヒロインの姉の息子も可愛くて、読んでいて楽しかったです。クリスマスシーズンにピッタリな心温まるお話でした。
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モニター
亡き姉の息子を慈しむソフィー、亡き妻に対する思いから立ち直れなかったギブ。そんな二人がクリスマスの奇跡のように出会います。互いに惹かれていくうちに、ギブは驚きの事実を知ってしまいます。様々な人の思いが、沢山の小さな奇跡をもたらし、温かい気持ちになりました。
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モニター
ドクターとの恋のお話ですが、医療分野の描写が多くてちょっと盛り上がりに欠けました。もっと恋愛描写が欲しかったです。
オーストラリアの作家。教師、商店主、旅行代理店など種々の職業を経験したあと、1992年に新たなチャレンジのつもりで作家を志す。2年後にデビューを果たした。現在はロマンスの書き方の講座も持っており、教えることが彼女自身の本を書くうえで大きなプラスになっているという。