ハーレクイン・シリーズ
エーゲ海に浮かぶ島国ヘレニカの王子、アレックスは困り果てていた。このところ4歳になる娘ゾーイのかんしゃくがひどく、養育係や個人教師が次々と辞めてしまったからだ。その原因を探ろうとしたが、自国の医療機関ではらちがあかず、アレックスは藁にもすがる気持ちでアメリカから専門家を呼び寄せた。ドッティは、ヘレニカ王国へと到着する直前になってようやく、自分が担当するのは王国の第2王子アレックスの一人娘だと知らされた。かわいそうなことに、娘の母親は2年前にこの世を去ったという。王宮の執務室でアレックスと面会したとき、ドッティは茫然とした。ギリシア神のような容貌の王子は、途方もなく尊大な男性だったのだ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年11月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 神鳥奈穂子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月26日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22250-3
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- 書籍番号
- I-2250
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モニター
プリンスに見初められるお話ですが、夢物語にならないリアルな姿が違和感なく読めました。ヒーローの娘もチャーミングだし、ヒーローはカッコイイです。でもやっぱり一番好感をもてたのはヒロイン。専門家としても思いやりがあり、立場を心得て振舞おうとする姿が良かったです。ヒーローの兄のお話も読んでみたいです。
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モニター
心温まるシンデレラストーリーです。ドッティはおとぎ話を信じている女性ですが、アレックスに出会い考えが変わっていきます。今でも時代錯誤のような伝統に守られている国の王子ですが、彼女のためにそれを捨てる覚悟のある王子が素敵です。ドッティが大きな愛で彼の子供とアレックスを支える様子が読みどころです。お話の中に出てくるアレックスの兄スタシオの話も気になります。
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モニター
登場人物が皆とても魅力的で、とくに王子の娘が愛らしくて物語を華やかにしています。楽しそうな場面が多いので明るい気持ちになれました。
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モニター
エーゲ海が舞台でとても情景が美しく、スピーチセラピストのヒロインと、王子であるヒーローが恋に落ちます。言語障害を持つヒーローの娘がとても愛らしく、心の温かいヒロインと、強く優しいヒーローが、家族のように信頼と愛を育む様子が素敵です。
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モニター
プリンスが娘の病気を治すために……というパターンが多い気がしますが、病気の治し方などとても丁寧に書いていて、読みやすくかったです。ただ、プリンスがどうしてヒロインを好きになったのかをもうちょっと書いてほしかったなぁと思いました。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。