ハーレクイン・シリーズ
美貌を武器に次々と恋人を作っては、容赦なく捨てる悪女。モデルのヘザーには、いつもそんな評判がつきまとっていた。それが深く傷ついた初恋のせいだと知っているのは、従姉だけだった。だが今回ヘザーに言い寄ってきたレイスは、いつもの相手とは違った。危険なまでの魅力をたたえ、彼女への熱い関心を隠さない。レイスはモデルの仕事にかこつけてヘザーをオフィスに呼び出し、愛人になることを条件に大きな契約の話さえ持ち出してきた。「僕はきみが欲しい。きみも僕を求めるようにさせてみせる」レイスの言葉の激しさに恐れをなし、ヘザーは家に逃げ帰ったが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年10月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 山科みずき
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年10月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12784-6
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- 書籍番号
- R-2784
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モニター
初恋で男性を信じられなくなったヘザー。モデルとしての自信を鎧に、男性を退けるようになったのに、レイスの強引さに鎧がはがされていく。レイスのヘザーを求める強さに羨ましい感いっぱいです。
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モニター
美しい容姿に隠された、ピュアな心と臆病な心が新鮮に感じました。でも心の傷のせいで素直になれないヘザーと、勘違いをするレイスのやりとりがじれったく、どう展開するのか気になるので引き込まれるように読みました。相手への愛情が大きくなればなるほど、失った時の悲しみを思うと臆病になるのは、どの女性も一度は経験した事があるかも。初恋の甘くて苦しい気持ちに似ているので共感できる感情が多々ありました。お互いの気持ちが分かりあえた時は本当に嬉しかったです。
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モニター
昔の経験から男性に対して心を開かなくなり氷のようになってしまったヒロインが、ある男性に出会います。心は氷のように見せかけながらも心の中では愛してしまい、それを知らせまいとするけなげなところが胸に響きました。ヒーローのレイスもまた愛しているのに、冷たくされて振られるのが怖くて本当の心を本人だけに見せないところがとてもほほえましかったです。
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モニター
初恋の男性に傷つけられ、男性に対して自分をさらけ出せずにいるヒロインと、ペニー・ジョーダンらしい、傲慢で自分の気持ちを素直に表現できないヒーローのお話です。ヒーローは、とってもヒロインのことが好きで、ヒロインと会うために周りを巻き込んで模索するのですが……。愛情表現下手と傲慢なプライドのためにお互いに誤解が生じ、一波乱ありますが、最後にはハッピーエンドです。お互いにプライドを投げ打って素直にに愛情表現し合えるって大事なことなんだなーって思える作品です。
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モニター
出会った時、ヒーローがあまりにもストレートにヒロインに迫るところにドキドキして、自分がヒロインになったような気分になれました。読み進めるうちにお互いが誤解していているのがとてももどかしかったです。一気に読みたくなる作品でした。
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モニター
過去の恋に傷ついたヒロインに傲慢なヒーローがせまるのですが、ヒロインの拒絶も半端なく、どうなるんだろう?とドキドキしながら読んでいました。最後はハッピーエンドですが、ヒーローにはもう少し反省してほしいと思いました。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『A Secret Disgrace』が遺作となった。