ハーレクイン・シリーズ
“ただちに来てくれ。君の妹は助けを必要としている”修道院へ入る直前、敬虔な看護師のドミニクは、妹の嫁ぎ先であるイタリアのロマノス家から火急の知らせを受けた。美しく華やかで、陽気なあの子にいったいなにがあったの? サン・サビーナに到着し、船のタラップを降りた瞬間、高級車の脇に立ち、彼女を尊大に眺めまわしている男が目に入った。あの人が妹の夫の兄で、ロマノス家の家長ドン・プレシディオ……。このときドミニクはまだ知るよしもなかった。一生を神に捧げるという誓いが、プレシディオによって、根底から揺さぶられることになろうとは。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年10月05日
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- 訳者
- 高浜えり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22246-6
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- 書籍番号
- I-2246
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モニター
ドミニクが修道女になる道を進もうとする気持ちが、プレシディオに出会ってから少しずつ揺らいでいく様子にドキドキしました。ストーリーの最初から最後まで心身共に大変なヒロイン。最後は衝撃的な展開になってしまいましたが、プレシディオの愛が凄く伝わってきて心が熱くなりました。
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モニター
今の世の中の流れならアントニオみたいな男性が良いんでしょうか。プレシディオの男らしい強さと影がありながらも優しいところに惹かれていきました! 男らしさ・女らしさとはなにか? 自分とは? 自分らしさって?……恋愛に限らず、深いところまで感動できた作品でした♪
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モニター
明るく魅力的な容姿を持つ妹と比べて、自分には魅力がなく、男性との恋愛なんて無縁だと思っているヒロイン。一方、婚約者が死亡し結婚を諦めたヒーロー。恋愛とは無縁だと思っていた二人が、お互いに惹かれているのに反発しあう。そんな様子にじれったさを感じながら、どうなっていくんだろうと話に惹き込まれていきました。また、妹は夫の浮気を疑って病気になっているけれど、こちらの夫婦関係もどうなるんだろうと興味津々。本当に浮気しているのか、何か秘密があるのかと気になり、次々と読み進めたくなる話でした。
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モニター
看護師のドミニクと大富豪のプレシディオの関係にどきどきしました。プレシディオの愛情はわかりにくいけれど、自分に自信のないドミニクに自分が本当に求めているものが何なのかを気付かせようと必死になっている姿が素敵でした。自分の思いを素直に相手に伝えることの大切さがひしひしと伝わってきました。自分の気持ちに素直になったドミニクに素晴らしい未来があるでしょう。
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モニター
読み始めからドミニクとプレシディオのやり取りにハラハラ、ドキドキしました。性格の違う妹のキャンディスの看護のため、ロマノス家へ来ることになったが、それも家長であるプレシディオと出会う運命であり、出会いは突然にやってくるものだと実感しました。キャンディスの怪我がなかったら出会うことが無かったかもしれない二人だったので……。修道院に入ることを決め、自分が恋をするなど考えたこともなかったドミニクの心を、プレシディオの深い愛情が解きほぐしていくのが感じられました。とてもステキな物語でした。
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モニター
普段恋愛物は読まないからでしょうか、すごくドキドキしました。いろんな困難があり、そして気持ちが揺らいでくるドミニクに声援を送ってあげたくなるような自分がいました。とても素敵なお話です。私は二児の母なのですが、プレシディオみたいな王子様現れないかな~なんて想像してしまいました。
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モニター
読み始め、修道女になるつもりのヒロインってどんな女性だろうと思いましたが、仕事に家族に恋に悩む普通の女性でした。そう気づくとどんどんと話に引き込まれていき、一気に読めました。ヒロインとヒーローの仲がなかなか進展せず、ラストまでどうなるのか心配しましたが。心温まるストーリーでした。
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。