ハーレクイン・シリーズ
「どこかでお会いしましたか?」愛しい男性の心ない言葉を聞いた瞬間、ブライアニーは屈辱のあまり、彼の頬を平手打ちしていた。5カ月前、島を購入したいと訪れた会社社長のラファエルと彼女はまたたく間に恋におち、夢のような時を過ごした。だが、契約書を手に本社に戻ったはずの彼から、その後連絡はなかった。まさか、ラファエルは島を手に入れるために私を誘惑しただけ? 妊娠に気づいた彼女は、必死に悪い想像を打ち消し、彼を待ち続けた。そして、やっと意を決して彼に会いに来たのに……。続くラファエルの告白に、ブライアニーは耳を疑った。「事故の後遺症で、君についての記憶をなくしたのかもしれない」 【ベスト作品コンテスト2012年下半期 第6位入賞作】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年10月05日
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- 著者
- マヤ・バンクス
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51533-9
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- 書籍番号
- D-1533
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- ミニシリーズ
- 誘惑された花嫁
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モニター
二人はどうなってしまうのかと、最後までハラハラドキドキさせられました。
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モニター
タイトルがピッタリの作品。無邪気な可愛らしさと強い心を持つヒロインの愛情と、事故で一部の記憶を失ったためにヒロインに惹かれながらも二人の関係に違和感を拭えないヒーロー。それでも惹かれ合う気持ちを頼りに、二人は失われた時間を取り戻そうとします。本当に必要なもののために立ち向かっていこうとする姿が素敵でした。以前のヒーローはどんな人だったのか考えるのも楽しい。次のヒーローとなる3人の友達も良い味を出してました。
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モニター
物語はラファエルが記憶をなくしているという衝撃的な始まりで、すぐに引き込まれてしまいます。とても気持ちのいい結末で、読んだ後は幸せな気持ちになりました。人を愛することは素晴らしいと思わせてくれる作品です。
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モニター
記憶を無くしたラファエルは、初対面のブライアニーに対して傲慢なところがなく、彼女の言葉を信じるところが読んでいて安心できました。そしてそんな彼を温かく見守るブライアニーの優しさが良かった。しかし最後に記憶を取り戻した彼の気持ちが、読んでいくにつれ気になりました。次回作に登場する彼の親友3人の物語が早く読みたいです。
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モニター
記憶を失くしながらもヒロインを思いやるヒーローが◎。恋のライバルは登場しませんが、お互いの立場や気持ちに正直で、葛藤しながらストーリーが進みます。行動力があって、芯の強いヒロインに好感が持てます。
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モニター
本を読んだ後、正直悩みました。記憶をなくす前のヒーローは良い人だったのか悪い人だったのか……。“忘れてしまいたい記憶”がなんだったのか……。そこをどう解釈するかで本の印象がガラっと変わってくると思います。私としてはヒーローがヒロインに申し訳ない気持ちをもったので記憶を失ったと思いたいけど、完全にそうともいえないような気もして。もうちょっとはっきり白黒をつけてほしかったような気もします。
幼いころからロマンスを愛読し、作家になることを夢見ていた。10代になると毎日ノートを持ち歩き、想像のふくらむまま過激な愛と情熱の物語を書き続けるようになる。現在の話は、そのときのものほど過激ではないが、ロマンティックという点では引けを取らない。現在は夫と3人の子供とともにテキサスで暮らしている。狩猟や釣り、ポーカーを好む。