ハーレクイン・シリーズ
伯爵家のカントリーハウスに招かれた、令嬢のトゥルーディ。この国でもっとも人気のある独身男性、バスティアン・ウィルソンも滞在中と知り、彼女の心は弾んだ。そんな彼からいきなり途方もない賭けの話を持ちかけられ、トゥルーディの頬は真っ赤になった。
長年ロマンスに縁がないジェットは、ついに心を決めた。不本意ながらも、自分の勤める会社が開発した結婚仲介プログラムを利用することにしたのだ。選ばれた理想の男性とブラインドデートをする段となり、カリブのリゾートに赴いたが、そこへ現れた相手は……。
グレイスは1週間の調査予定で、貴重な古文書が発見された孤島の城に来た。城の主はアレッサンドロ・ヴォルタ。10年前の悲惨な事故で負傷して以来、先祖代々の古城に隠棲してきた伯爵だ。彼はグレイスの姿を目にするなり激怒して言い放った。「今すぐ出ていけ!」
事業に成功し富豪となったジェイクは、ある日、病院から連絡を受ける。元恋人のタリアが事故に遭い、緊急連絡先に彼の名前があったという。急行して救急救命室に通されたとき、彼は茫然とした。タリアは記憶をなくしていたうえに、幼い息子を連れていたのだ。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年06月05日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80715-1
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- 書籍番号
- W-15
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モニター
ホットなヒストリカルから始まり、最後はきゅんとするシークレットベイビーもの。4作品とも、さまざまなジャンル、そしてベテランの作家陣のお話で、あっという間に読み終えてしまいました。「きみの光を分けて欲しい、その喜びを分かちあいたいんだ。」ああ、やっぱりロマンスっていいなぁと思ったのでした♪
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モニター
4つのショートストーリーはサクッと読むことができて、気分転換に読むにはもってこいでした。男性は4人ともタイプは違うけれど、影がある部分も含めて格好いいし、ヒロインも嫌なところもなく楽しく読めました。結構ホットで、ドキドキしながら恋の駆け引きを見られるのもよかったです。
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モニター
それぞれの物語がとても素晴らしく、惹き込まれていく自分がいました。なかでも『孤島の伯爵』のアレッサンドロの頑なな心が開かれていく様子に、読みながら憧れてしまいました。
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モニター
今回は、短編集ということもあり、普段の作品より最初からの強い赤い糸が見える気がしました。これだけ強い縁ならば、問題もスンナリと解決するので、読んでいても気持ちのよい作品でした。全く違う作品4種類が、しっくりくる一冊。4人の作家さんの順番も楽しく読めた一因だと思います。
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モニター
“たった1週間が、永遠の愛に” 1週間の男と女の恋の駆け引きを綴った4つの短編集です。18世紀が舞台でヒロインの無垢な愛でヒーロー自身、ミイラとりがミイラになってしまうお話は、ヒロインがとにかく可愛いです(『罪深き賭け』)。ヒロインとヒーローそれぞれの思惑を秘めた出会い、恋愛ゲームが本当の恋愛になっていくお話(『理想の恋かなえます』)。心身ともに傷つき、暗黒の世界に生きるヒーローをヒロインの愛が包み癒すお話(『孤島の伯爵』)。ヒーローの心の本音をヒーロー自身に気付かせる親子の愛。とても泣かされるお話です(『愛を思い出して』)。どのヒロインもとても健気で、ヒーローを愛する気持ちは誰にも負けない。素晴らしいです。
1978年にイギリスでデビューして以来、刊行された作品は実に100冊を超える。14歳のころからロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意した。物語を書き進めていくうちに徐々に主導権が登場人物へと移り、いつのまにか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。
家族とともに、米国ノースカロライナ州東岸沖にある小さな島、ハッテラス島に住む。毎年激しい嵐に襲われ、しばしば停電に悩まされても、それを補って余りある美しい自然や楽しい釣り、そしてこのうえなくすばらしい海の眺めに魅せられているという。猫やハムスターなどのペットに囲まれ、にぎやかに暮らしている。
オーストラリア出身。11歳のとき初めて物語を作り、賞に応募するも応募規定を間違ってしまい失格に。その挫折がもたらした影響は大きく、やがて会計士の道を選ぶ。結婚後、4人の娘に恵まれ幸せな日々を送っていたが、夢をあきらめきれずもう一度小説家を目指し、今ではオーストラリアのロマンス作家協会で副会長を務めている。
夫と4人の息子とともに、ノースカロライナ州で暮らす。12歳のころからロマンス小説が好きだった。趣味はキルトづくり、料理(特にチーズケーキが得意)、そしてカウボーイに関すること。息子たちの野球の試合を熱心に観戦する母でもある。