ハーレクイン・シリーズ
アッシュ家の末娘メグはいつも美しい姉たちと比較され、母親にもないがしろにされて窮屈な日々を送っていた。だから、幼なじみのサイモンが求婚しにやってきたとき、メグはロマンチックな告白を期待して胸をときめかせた。ところがサイモンの口から出てきたのは、あまりに味気ない、愛のかけらもないプロポーズ。わたしはただ彼にとって都合がいいだけの結婚相手なんだわ……。がっかりしたメグは申し出を断り、パリに渡った。そして数年後、美しく磨かれ宝石のように輝くメグと、自堕落な放蕩者に変貌したサイモンが再会する時がやってきた!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年09月05日
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- 著者
- ポーラ・マーシャル
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- 訳者
- 鈴木たえ子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年08月24日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33147-2
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- 書籍番号
- PHS-47 (初版HS-260)
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- ミニシリーズ
- リージェンシー・ブライド
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モニター
初めてのヒストリカルでした。ハラハラドキドキやきもき…というのが好きな自分にとっては、展開がゆったりな感じをうけました。雰囲気が独特ですね。歴史物だけあって服装や慣習等々、恋の行方以外にも楽しめる点がたくさんありました。じわ~っとした展開や穏やかなお話を求めている方におすすめです。
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モニター
パリ帰りのメグは完璧な貴婦人に変身しましたが、サイモンにはなかなか素直になれません。2人は一体どうなってしまうのかと、うずうずしながら読みました。当時の上流階級の人々の会話がたっぷり盛り込まれ、歴史人物もちょこっと登場したりと、ヒストリカル好きな人にはたまりません。
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モニター
若く未熟な時には異性に対して、外見や自分の都合、理想を押し付けてしまいがちです。その結果、本当に大切なものを見失ってしまう事があるのかもしれません。メグとサイモン。離れていた8年が善くも悪くも、お互いを成熟した大人へと変化させます。そして、二人を好ましく思う人たちのさり気ないサポートもあって、本当に大切なものへと導かれて行きます。ラブストーリーというだけでなく、主人公には試練と慈悲が与えられ、また周辺を取り巻く環境も面白、読み応えのある物語です。
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モニター
アッシュ家の中で、美人の姉たちに比べられて母親にまでお小言を言われ続けるメグ。母親にとっては、外見が美しく男性に従順であることが、女性の価値なのです。そんな中、幼なじみのサイモンに求婚されますが、自分自身の様々な葛藤の中、メグは断ってしまう。そして彼女は、逃れるようにパリへ。数年後、さなぎが蝶に変身したように美しく成長したメグが帰郷。メグを巡って恋のさや当てが始まります。もちろんサイモンも。そして事件。とてもドラマチックで、ハーレクインの醍醐味が見事に詰まっているお話です。
イギリスはレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。勤め先の資料図書館で同じ司書の夫と出会い、結婚。3人目の子が学校に入ったのをきっかけに英語の臨時講師として働きはじめる。その後再び大学で歴史を学び、学士号を取得した。そこで得た知識を歴史ロマンスの執筆に役立てている。