ハーレクイン・シリーズ
秘書のエリナは爽やかな秋晴れのその日、上司である社長から衝撃のニュースを知らされた。社長は老いた体をいたわるため今日で現役をしりぞき、代わりに息子のジェームズを後任に据えるというのだ。これまでの感謝の印だと言ってプレゼントまで贈られ、感激するあまり、エリナは涙ぐんで社長の胸に飛びこんだ。そのとき運悪くドアを開けて入ってきたのが、ジェームズだ。ジェームズは目の前の光景をすっかり誤解したらしく、軽蔑しきった冷ややかな目でエリナをにらみつける。新しいボスとの最悪の出会いに、エリナは縮みあがった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年09月20日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 小谷正子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42023-7
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- 書籍番号
- PB-123 (初版I-182)
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モニター
主人公が魅力的で、すごく感情移入できた。こんな冷酷で、でも心優しい男を見たことがない。うらやましい。忘れていた恋を思い出した。
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モニター
優秀な秘書だけど恋愛については手探りな女性と、本当は傲慢かつ積極的でオレについてこいタイプなのに、彼女に対しては何かうまくいかない社長のオフィス・ラブ。ヒロインの姉夫婦やヒーローの両親も魅力的で、誤解やトラブルはあるものの、全体的にかわいいなぁ♪と思いながら読める1冊です。出張中の急展開もハーレクインの王道ですね! 訳がちょっと気取った感じなのは、舞台が英国だからなのかな……。
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モニター
誤解が解けた後、ヒーローが手の平を返すような変わりようが見ものです。ヒロインも牧師の娘さんのせいか、なかなか受け入れず、最後まで気になって読みました。
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モニター
勘違いからヒーローのジェームズに疑いの目で見られるヒロインのエリナ。そのため二人は、ギスギスした日々を過ごしていくのだが、徐々に二人の関係が……。この展開がどう変化していくのか……。最後の最後までじれったい感じが私は好きでした。
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モニター
すごく爽やかなストーリーでした。ハーレクインに登場する王子や大企業のツンデレな敏腕実業家とは違う、イギリスのある街の社長と秘書の爽やかカップルのお話です。だからこそ、より身近で、本当にこういう恋ってあるかもしれないと思いました。主人公のエリナは若くして未亡人となり、過去につらい経験をしているけれど、いつも前向きで誠実。彼女の品のある行動が素敵な恋を実らせ、結果として自分を幸せへと導いているように思いました。
ウェールズ生まれ。熱心な読書家で、その情熱はやがて書くことに向かった。エンジニアと結婚し、9年間ブラジルに暮らす。その後、子供の教育のためにイギリスに滞在することがふえ、一人で過ごす夜に小説を書くようになった。執筆や読書の合間に料理やオペラ、骨董品を見て歩くことを楽しんでいる。