ハーレクイン・シリーズ
イギリスで高校の歴史教師をしていたサラは、同僚だった恋人を新任の女性教師に奪われ、失意の底にいた。これまでの人生、安定を求めて近道ばかり選んできたけれど、結局はこの有様……。サラは心機一転、ローマに職を見つける。出発前、サラを案じる曾祖父は、元医師らしくこう言った。“処方薬はロマンス。黒い瞳のイタリア人の恋人と楽しむこと”笑い飛ばしたサラだったが、すぐに出会いは訪れた。近郊の村で知り合った、目もくらむほど素敵な伯爵、マッテオ。情熱的に見つめられ、吸い寄せられるように身を寄せ――なんてこと、この私が出会ったばかりの人とキスするなんて!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年09月20日
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- 著者
- リズ・フィールディング
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22243-5
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- 書籍番号
- I-2243
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モニター
傷心のサラが、曾祖父の思い出の女性、ルチアの消息を知りたくて行った小さな村で出会ったマッテオという魅力的な伯爵に惹かれていく。マッテオもまた、心に傷を持っていて……。永遠ではないかもしれないと思いつつもマッテオに惹かれていくサラの気持ちに同調し、キュ~ンとなりました。
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モニター
すっきりとした読みやすい文体と、かろやかでロマンティックなストーリー。新しい恋を探すヒロイン・サラと、ある迷いを心に抱えたヒーロー・マッテオ。二人がゆっくり、情熱的に愛を育んでいく様子に、とってもときめきました!
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モニター
ストーリーの追い方が丁寧で、読後にすごく満足感があります。ヒロインがとても応援したくなるような女性なんです。聖人ではないんですけど、善良で聡明。こんないい子が幸せにならないなんて嘘や!……と、のめり込んでしまいます。アバンチュールのはずの恋が、かけがえのないものになる流れに共感できました。二人のロマンスが、過去にあったもう一つの恋の物語を解き明かしていく、という展開も読みごたえがあります!
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モニター
失恋の痛手から曾祖父の思いとともにローマへ旅立ち、また新たな恋を見つけていくストーリーにぐいぐい惹き込まれていました。素敵な伯爵にこちらもキュンとなってうっとりしています。
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モニター
傷ついた心を癒すべくローマへ移り住んだサラ。曽祖父の昔の思い出を探し訪れた先で、伯爵のマッテオに出会います。マッテオも心を傷つけられた過去があり、それでもお互いに惹かれ合う力は強く、どんどん恋は進んでいき、目が離せませんでした。離れてるときに相手を思う気持ちが、とても上手に書かれていると思います。サラの新しい恋に前向きな姿勢は共感を覚えましたが、こんなに素敵な伯爵様なら誰でも恋に前向きになっちゃうかも。
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モニター
イギリス人の高校教師の女性が失恋をした後、イタリアに渡って職を見つけますが、そこで強烈な印象のイタリア人伯爵マッテオと恋に落ちます。やはり女性はやや強引なくらいの男性に惹かれるのだなぁと思いました。男女それぞれの心理描写がとてもこまやかで、とてもわかりやすかったです。イタリアの美しさが細かく描かれていて、イタリアに行ってみたくなりました。翻訳も柔らかい表現で読みやすくて良かったです。
イングランド南部バークシャー生まれ。20歳のときアフリカに渡り、秘書の仕事に就いた。土木技師と結婚し、その後10年間をアフリカと中東で暮らす。夫は激務で、彼の帰宅を待つ長い時間、ものを書いて過ごすうち作家の道に。現在はウェールズに住んでいる。夫とのあいだに2人の子供がある。