ハーレクイン・シリーズ
千と一つの夜を超えて
砂漠の陽炎のように、二人は揺れる。情熱と義務のはざまで。
医師のアレクサンドラは外国人女性患者に請われ、砂漠の国アル・ジャニーンへの帰国に同行することになった。患者の息子で、王国の次期王位継承者アザムが一行を迎えたが、優秀な医師でもあるという彼は、なぜか鋭い目でアレクサンドラを睨む。敵意を向けられるいわれはないが、彼は西洋人を嫌っているのだという。いたたまれない気持ちで帰国の途につこうとしているところへ、国の山岳地帯で救急を要する事態が発生し、二人は現場へと飛んだ。夜になりテントを立てていると、アザムがとんでもない申し出をした。「この国では、他人同士の男女が同じテントで眠ることは許されない。僕たちは今、形だけでも夫婦の誓いを立てなければ――」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年09月05日
-
- 著者
- メレディス・ウェバー
-
- 訳者
- 結城玲子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年08月24日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22242-8
-
- 書籍番号
- I-2242
オーストラリアの作家。教師、商店主、旅行代理店など種々の職業を経験したあと、1992年に新たなチャレンジのつもりで作家を志す。2年後にデビューを果たした。現在はロマンスの書き方の講座も持っており、教えることが彼女自身の本を書くうえで大きなプラスになっているという。