ハーレクイン・シリーズ
なんてハンサムなの! やっぱり彼は、息が止まるほど魅力的だわ。最高財務責任者の秘書に大抜擢され、マーガレットは夢心地で新しい上司、ウィリアム・タナーを見つめた。彼は気づくかしら? 仮面舞踏会の夜、キスをした相手が私だと。だがウィリアムは、期待に胸を膨らませる彼女に信じ難い事実を告げた。マーガレットの弟が会社の金を横領したというのだ。事実を表沙汰にしない代償に、彼は自分の婚約者役を演じてほしいという。弟が横領? 確かに弟に前科はあるけれど、まさか……。呆然とするマーガレットの唇を奪って、ウィリアムは言った。「僕たちならきっと、迫真の演技ができるはずだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年09月20日
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- 著者
- イヴォンヌ・リンゼイ
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年09月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51531-5
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- 書籍番号
- D-1531
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- ミニシリーズ
- 恋する億万長者
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モニター
仮面舞踏会の出会いから強く惹かれ、お互い愛しあっているのに偽りのフィアンセを演じる二人。ヒロインは自分の気持ちに気付いて、偽りのフィアンセを演じるのに苦しんでいるのに、ヒーローは気付くのが遅すぎです。愛のない人生はむなしいとやっと気付いてホッとしました。ヒロインの弟は姉の知らない間に立派に自立していたのに、前科があるために誰にも信じてもらえないのが可哀想でした。男女の愛だけではなく、家族の大切さも感じさせるお話でした。
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モニター
この本の作者もお気に入りの一人ですが、今回も期待を裏切らない作品になっています。早く両親を亡くした悲しみから、非行に走った弟を更生させようと奮闘してきたヒロインの粘り強さにまずは感銘。そしてヒーローとの一瞬の出会いと、その後の再会の描き方もすごく良かったです。偽りのフィアンセを演じることになるヒロインの心情の描き方も良かったし、ヒーローが最後に彼女への愛に気づかされたエピソードも良かった。それとは関係なく、個人的にはヒーローのお父さんも優しくて好きになりました(笑)。
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モニター
続きが気になってあっという間に読んでしまいました。訳された方が上手なのか、文章がすらすら頭に入ってきて、とても読みやすかったです。内容も読んでいてほんわかするものでした。何度読み直しても、楽しめる作品です。
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モニター
とても官能的でスリリングな中に、相手や家族を思いやる人間的な感情も描かれていて、共感しつつ憧れを持って読める一冊です。主人公マーガレットの弟に対する強い想いと、マーガレットに出会って結婚に対する考え方が変わっていくウィリアムの心の移り変わりは、読んでいて心が温かくなりました。
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モニター
憧れのボスの秘書に大抜擢されたヒロインの喜ぶ姿が微笑ましいなぁと思いながら読み進めると、この大抜擢にはボスの企みがあったのですね。でも、ボスは傲慢なのかと思いきやとても優しいので、ヒロインの戸惑う姿は可愛いですね。とっても情熱的なシーンが満載なので、お好きな方にはおススメです。
ニュージーランドに生まれ、13歳のころからロマンス小説を愛読するようになった。ブラインド・デートで出会った男性と結婚し、2人の子供がいる。読書を通じて人々のさまざまな愛の力を追体験していると言う。