ハーレクイン・シリーズ
危険な予感
パーディタはトップモデルの座になどなんの未練もなかった。世界中でちやほやされてきたが彼女の心はいつも虚ろで、予定どおり十年働いたら、モデルの仕事はさっさと辞めた。心の底に横たわる過去のもつれた糸を、今からたぐってほぐしていかなくてはならない。十七の時、パーディタはあこがれのルークと過ちを犯し身ごもった。ルークは、彼女をかわいがってくれた親戚ナタリーの夫なのだ。あの時は密かに施設で子供を産み、泣く泣く養子に出すしかなかった。その子供の消息がようやくつかめた。なんと、ルークとナタリーが引き取って育ててきたらしい。どうしても、ひと目だけでもわが子に会いたい。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年06月05日
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- 著者
- ロビン・ドナルド
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- 訳者
- 大林日名子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73793-9
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- 書籍番号
- C-793 (初版R-1288)
読者レビュー
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ニュージーランド北部の牧場主の家に、一男五女の長女として生まれた。十五歳で師範学校に学び、十九歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて一時休んでいた教職に戻り、かたわら執筆を始めた。蘭の花が咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む。