ハーレクイン・シリーズ
かりそめの絆
愛を誓う日
わたしは、かりそめの妻……。彼に愛されることは決してない。
メグは広大なストーナー牧場を訪れ、屋敷の前にたたずんだ。昔わたしたち一家が住み込んでいたここに、まだ見ぬ妹がいるのね。臨終の床で母が打ち明けた話によれば、妹は生後間もなく裕福なストーナー家に養女に出されたという。不意に玄関のドアが開き、漆黒の髪の男性が現れた。リンク・ストーナーは、記憶にあるよりもさらにハンサムだった。妹の家庭教師と間違われたのを幸い、メグは彼の家で暮らし始める。最近両親を亡くしたリンクは今、苦境に立たされていた。十三年前この家の養女となった妹の養育権に問題が生じていたのだ。独身では養育権は認められないとソーシャル・ワーカーに言われ、リンクはビジネス上の取り引きとしてメグに結婚を持ちかける。やっとめぐり合えた妹のため、少女のころに憧れていた彼のため、メグは愛のない結婚を承諾しようと決めた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年09月20日
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- 著者
- パトリシア・セアー
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00398-X
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- 書籍番号
- L-915
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