ハーレクイン・シリーズ
聖骨箱の秘密
このまま独房に入るのはいやだろう?だったら、ぼくと結婚するんだ。
オリアンは十八歳にして、叔父から金細工の店を任されていた。ところが今、まさに方ふさがりの状況だった。貴重品を入れた聖骨箱から宝石や金貨が消え、帳簿の数字が書き換えられている。それを従兄のレオが、オリアンの仕業だと高に訴えはじめたのだ。かわいがってくれた叔父は、ならず者に襲われて亡くなり、彼女をかばう者は誰もいない。いや、一人だけ救いの手を差し伸べてくた――ヨーク近隣の領主サー・ユーアン・フィッツハーディングが、オリアンを妻にする代わりに、レオを黙らせると約束したのだから。けれども、これが果たし救いと言えるのだろうか?彼はオリアンの唇を奪い、唖然とする彼女にこう言い放った。「両親が望んでいる孫を産んでくれれば、きみの愛など必要ない」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年02月05日
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- 著者
- ジュリエット・ランドン
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- 訳者
- 落合どみ
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00060-3
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- 書籍番号
- HS-82
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