ハーレクイン・シリーズ
氷の中の真実
二年前、マーリーンの母親は交通事故で亡くなり、四カ月前に母の恋人だったパオロも心臓発作で急死した。パオロは弟ポールの父親で、彼女にとってもいい助言者だった。彼は幼いポールにナポリ近郊のヴィラを、マーリーンに自分の会社の株を遺していた。悲しみも癒えぬうちに、突然イタリアからパオロの娘とパオロの知り合いという男性が訪ねてきて、マーリーンが故人から譲り受けた株とヴィラを買い取りたいと申し出た。彼らはマーリーンのことをパオロの愛人だと思っているらしく、憎しみと軽蔑のこもった態度で接してくる。だが、偶然立ち聞きした二人の会話はそれ以上に侮辱的なものだった。パオロの娘がセックスアピールの塊のような連れの男性に、スムーズに事を運ぶためマーリーンを誘惑してはと話していたのだ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月20日
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- 著者
- ジャクリーン・バード
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- 訳者
- 原淳子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73790-8
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- 書籍番号
- C-790 (初版R-1697)
読者レビュー
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趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいについて苦情を言われ、作家の道に進んだという。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。英国に戻ったのちに結婚。二人の息子に恵まれ、現在も生まれ故郷のイングランド北東部に暮らす。ベストセラーリストにもたびたび登場する実力派。