ハーレクイン・シリーズ
許せないヴィーナス
楽園でタリンの心を虜にした男性。彼女はまだその男の本心を知らずにいた。
タリンは海辺で火事を発見し、必死に消そうとしていた。少しも衰えない火の勢いに立ち往生していた彼女のもとへ、ひとりの男性が加勢に現れ、窮地を救ってくれた。ケイドと名乗るその男性はたくましく魅力的な容貌を持ち、タリンの記憶では、ゴシップ誌で時折見かける金融界の大物だった。意外な男性との出会いに、タリンはとまどったが、ケイドは彼女を臨時の秘書として雇いたいと言いだし、さらに驚かせる。すぐ申し出に応じたものの、喜ぶ彼女はこのとき想像もしていなかった。ケイドが、最愛の弟を自殺に追いやったのがタリンであると疑い、真相を突き止めようとして近づいてきたのだとは……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年08月20日
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- 著者
- ロビン・ドナルド
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- 訳者
- 松尾当子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年08月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12764-8
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- 書籍番号
- R-2764
ニュージーランド北部の牧場主の家に、1男5女の長女として生まれた。15歳で師範学校に学び、19歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて休んでいた教職に戻ったとき、そのかたわらで執筆を始めた。蘭の花が咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む。