ハーレクイン・シリーズ
クリオは今夜のパーティにやってくるジョシュを待っていた。たくましくハンサムな彼は町の女性みんなのあこがれの的で、名家の美しい令嬢クリオも、その例外ではなかった。ただし、貧しい時代にクリオの祖父から援助を受けて成功した彼は、決して彼女に近づこうとはしなかった。では、なぜ目が合うだけで雷に打たれたような気持ちになるのだろう? 手がかすめるだけで熱い衝撃が走るのはどうして? 荒々しく謎めいたジョシュに拒まれるたび、クリオは思い出すのだった。十数年前、珊瑚礁に囲まれた青い海で彼の頬にキスしたことを。それ以来二人の間に芽生えた、切っても切れない運命という名の絆を。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年08月20日
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- 著者
- マーガレット・ウェイ
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- 訳者
- 逢坂かおる
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年08月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22240-4
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- 書籍番号
- I-2240
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モニター
「運命」とは、どんな相手でも、どんな事が起きても、決して変えることは出来ない。もしまた女性として生まれ変わったら、深く強い愛情を注いでくれるジョシュのような相手と出会い、クリオのような人生を生きてみたい・・と素直に思いました。読み始めからどんどん惹きこまれるので、情景を想像しながら最後まで楽しめます。あまり文庫を読まない方にも読みやすい一冊です。
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モニター
ヒロインの言動がはっきりしていて面白かったです。芯が強くて前向きで、読んでいて気持ちが良いです。内容もドロドロしていなくてサクサク読めました。ヒロインによって救われたヒーローが、ようやく過去から解放され、全てを知る事が出来るのです。真実はこんなに身近にあったのですね。
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モニター
とても純粋なお話だなと思いました。まず、ヒロインのクリオがとってもかわいい! お金持ちだけど、気持ちが素直で正直ですてきなヒロインでした。そんなヒロインが好きだけど、ちょっとした闇というか暗さを持つジョシュの葛藤が印象的でした。早く一緒になって欲しい! と思うけど、いろいろなことが絡み合っていて…。素直に二人を応援でき、最後にはほんわかした気持ちにさせてくれる作品です。
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モニター
マーガレット・ウェイの作品は何冊か読んでいて、好きな作者のひとりで、今回も期待を裏切らない作品でした。お互いに好きなのに身分の違いと意地の悪い義理の母親からの嫌がらせなどがありますが、それをはね返すヒーローとヒロインの行動はすごく勇敢で素敵だと思いました。ヒロインがお嬢様ですが、芯が強く自分のことをよくわかっているところがすごくかっこいいと思うし、恵まれなかった生い立ちであるヒーローももちろん強い男性で素敵。絶対に飽きさせない一冊です。
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モニター
名家の令嬢クリオと不良少年だったジョシュ。家柄、育ちの違い、そして子供の頃の出来事のせいで、「深い絆」を感じていながらも、お互いの気持ちを素直に表せず苦しい思いをします。クリオは聡明な素敵な女性となり、ジョシュは更生して全てにおいて成功者となったけれど、クリオへの愛を貫けば、彼女が悲しむことになると悩みます。クリオへの愛情が深いからこそ、彼女を拒む姿がとても悩ましかったです。お互いを思いながらの二人の会話が素敵でした。
息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書き始め、今では執筆しているときがいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。