ハーレクイン・シリーズ
花開くとき
「おめでとう」医者は明るく笑いかけてくる。ブリナは信じられなかった――このわたしが妊娠9週目? このところの体調不良がそのせいだったなんて、夢にも思わなかった。少女のころの手術が原因で子供を持つことはできないと言われ、運命を呪って泣き暮らした時期もあったが、そんな日々は乗り越えた。今、ブリナはモデルエージェンシーを経営するまでになり、彼女なりの愛される資格を探りながら、半年前、ロンドン金融界の大物ラフ・ギャラハの愛人になったのだった。約束も束縛もしないという二人のルールは、もう守れない。ブリナはいつしか愛するようになっていたラフに、自ら別れを告げた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年08月05日
-
- 著者
- キャロル・モーティマー
-
- 訳者
- 安引まゆみ
-
- 定価
- 681円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年07月20日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-90095-1
-
- 書籍番号
- K-85 (初版R-618)
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。