ハーレクイン・シリーズ
バレリーナとして踊ることが人生のすべてだったクリスは、怪我で1年間の休養を命じられ、沈んでいた。病院帰りに姉とホテルのラウンジでお茶を飲んでいると、先ほどから1人の男が人目もはばからずじっと見つめてくる。「あら、あれはアントン・デ・カセノヴェよ」姉が耳打ちした。ロシア王家の末裔で、砂漠の指導者でもあるという彼は、タブロイドを連日にぎわせる悪名高いプレイボーイだそうだ。色恋や結婚になど興味はないはずなのに、なぜか心がざわめくのを感じ、クリスは足早にラウンジをあとにした――まるで逃げるように。ところがひょんなことからホテルに戻ることになった彼女は、あろうことか、アントンとエレベーターに閉じ込められてしまう!
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年08月05日
-
- 訳者
- 水月遙
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年07月20日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-22238-1
-
- 書籍番号
- I-2238
-
モニター
読み終わった時は、異国の世界を堪能したような夢心地でした。ミロスラワがとっても素敵!
-
モニター
ロシア王家の血を引くシークと、バレリーナの恋という不思議な物語です。ロマンス小説の草創期の作品とはいっても、仕事に熱心なちょっと不器用な女の子クリスは現代の女の子そのもの。クリスが砂漠の国を旅する場面は、旅行気分が味わえてとても好きです。砂漠の国での二人の再会はとてもロマンチック。もっとこの世界の中にいたかった!と思います。
-
モニター
いつも本を読むときは題名と本の裏表紙に書いてあるあらすじを読んで想像しながら読むのですが、今回は最後まで展開がわかりませんでした。バレエに生涯をかける主人公は運命の人に会っても頑なで、何度となくチャンスがあってもなかなかシークに心を開かなくて最後までハラハラドキドキ。ハッピーエンドに終わって良かったです。シークと過ごした1年後の二人のその後が読みたいです。どうか続編を!!
-
モニター
物心ついたときからバレエ一筋のクリスが男女の戯れなぞ知るはずもなく、あまりにも初心な反応に読んでいてじれったくもあり微笑ましくもありでした。アントンなる男性の一挙手一投足にもドキドキさせられましたね。でも、彼の心中はまったくもって不明なまま。クリスだけが振り回される感じの展開にちょっと苛々しちゃいました。でもそこは王道! 最後にきっちりキメてもらいホッとしました。
-
モニター
バレリーナとして生きてきたクリスが怪我をして一年間踊れなくなり、今までの生活と違う世界を知ります。今まで踊りしか知らなかったクリスの心の動きと、出会った素敵な男性とのかかわりがどうなるのか、どきどきしながら読みました。
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。