ハーレクイン・シリーズ
顧客に呼び出され、渋滞に遭い、あげくの果てに車が溝に突っ込む。予期せぬ災難の連続に、イジーは面接の時間に大幅に遅刻した。ニューヨーク屈指の実業家、リオ・ダキーラの別荘の造園作業は、イジーが営む園芸店を大きくするチャンスだったにもかかわらず。案の定、リオには会えず、彼女はマテオと名乗る管理人に迎えられた。上半身裸で応対する彼に腹を立て、一度は帰途に就くものの、帰る足がなく、結局イジーは別荘に泊まる羽目になる。しかし野性味あふれるマテオは意外にもとても親切で、彼とのめくるめく一夜を想像して、イジーの胸は高鳴った。彼こそがリオ・ダキーラ本人であるとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年07月20日
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- 著者
- サンドラ・マートン
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- 訳者
- 山科みずき
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年07月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12756-3
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- 書籍番号
- R-2756
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- ミニシリーズ
- 華麗なるオルシーニ姉妹
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モニター
読み始めた頃はヒロインのことを好きになれませんでした。相手の話をちっとも聞かないし、面接に大遅刻したことも謝らない。なんて頭の硬いヒロインだろうって。でもそれが逆にヒーローにはよかったのでしょう。もどかしいながらも関係が深まっていく……その過程がとてもすてきでした。習慣(文化?)なども織り込まれていて、読み応えがありました。
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モニター
ヒロインの性格が少し危なっかしくて、でも魅力的でした。イジーとリオが葛藤しながらも強烈に惹かれ合っていくので、ドキドキが止まりません。リオが嘘をついていることをなかなか言い出せないことがもどかしく、好きな人の前では弱い彼の一面も見られて良かったです。何回も読みたいと思いました。
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モニター
トラブルに巻き込まれ、造園業の面接に遅刻してしまったことがきっかけで距離を縮めるリオとイジー。互いに惹かれるが、リオの小さな嘘が……裕福なリオの女性不信からの嘘、二人の情熱的な愛とイジーを心配する兄姉もすごく素敵だと思いました。すごく感動しました。
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モニター
大きな仕事のチャンスを得るための面接に、不運だったとはいえ2時間も連絡なしに遅刻して現れたイジーに、リオ同様はじめはイライラさせられました。イジーは、自分の感情をコントロールすることが苦手な不器用な女性。リオ(=マテオ)に惹かれる気持ちを怖れたり反発したりで、なかなか素直な態度がとれない。そんな未熟なイジーを見つめ、惹かれていくリオの視点が優しい! 二人が互いに魅力を感じながらそれを抑えようとするジリジリした感覚は読み応えがありました。
アメリカの作家。少女のころから書くことが大好きで、早くからラブストーリーを書いていた。ロマンス作家としてのデビューは1986年。その後次々と作品を発表している。