ハーレクイン・シリーズ
惑いのバージンロード
3年ぶりに見たフレイアは相変わらず美しく、エンリコは心を乱されるのを感じた。以前、彼女はエンリコのもとで働き、彼の豪邸に住み、彼のベッドで眠った。しかしある日、エンリコが出張から戻ると、フレイアは彼の従兄弟ルカに抱かれ、ベッドの中にいた。衝撃的な光景は、いまも脳裏に焼きついている。あの美貌の裏に、人を欺いて恥じない心が隠されていたとは! ふと、エンリコは彼女が小さな男の子を連れているのに気づいた。彼は我が目を疑った。あれは僕の子か? それとも、ルカの――。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年07月20日
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- 著者
- ミシェル・リード
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年07月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90091-3
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- 書籍番号
- K-81 (初版R-2211)
読者レビュー
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hisui
“愛があれば信じられる”とばかりは言えないのかもしれません。愛が深いゆえに反って真実が見えず、“可愛さ余って憎さ百倍”となり、思い悩んでしまうものなのかも……。ずいぶん遠回りをして、やっと誤解が解けて再び愛が動き出す……そんな、ちょっぴりほろ苦くとても素敵な物語でした。
5人きょうだいの末っ子としてマンチェスターで育つ。現在は、仕事に忙しい夫と成人した2人の娘とともにチェシャーに住む。読書とバレエが好きで、機会があればテニスも楽しむ。執筆を始めると、家族のことも忘れるほど熱中してしまう。