ハーレクイン・シリーズ
「僕と結婚してくれないか?」仕事仲間でもある恋人のプロポーズに、クリスティは面食らった。二人は今、出張でフランスのカンヌにやってきている。町はどこも混雑し、誰もが華やかな雰囲気を楽しんでいるが、もはやクリスティの心は華やぐどころではなかった。最初の結婚で学んだ教訓が、脳裏に鮮やかによみがえる。18歳だった私は夫に夢中になり、そして知ったのだ。人を心から愛したら、ずたずたに引き裂かれるということを。だが数日後、彼女と恋人の噂を聞きつけて現れた人物――それは、離婚以来いっさい会わなかった元夫のローガンだった! 【夏のロマンス大特集】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年07月05日
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- 著者
- シャーロット・ラム
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年06月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22233-6
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- 書籍番号
- I-2233
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モニター
女性にとって仕事と家庭の両立が難しいことを考えさせられました。また、自分の気持ちに素直に向き合うことの大切さを改めて知らされたような気がします。どうして主人公のクリスティはそんなに一人で頑張るのか、読んでいて助けてあげたくなるような女性でした。読み進めていきながら、一生懸命彼女を応援している自分にもびっくりしました。それほどこの作品の中に入り込めました。
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モニター
かつての夫には未練があるのに、会うのが怖い。若すぎた結婚の結末に彼女の過去のトラウマが次の恋に進むのを躊躇させていました。誤解からどんどん進んでいく後半の展開に、ここからどうなるの? と読むことを止められなくなりました。好きだけどまた同じ過ちを起こすのが怖い。でも、好き……という女心、久々にドキドキでした。
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モニター
仕事仲間のジギーからのプロポーズを先延ばしにしている理由は何か。それは離婚した元夫だった。煮え切らないクリスティの動揺に、最初から最後まで苛立ちを感じることもありました。共感と反感が共存する展開に、目が離せず一気に読み進められる1冊でした。
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モニター
一気に読んでしまいました。今回、初めてのハーレクイン作品としてこちらの本を読みました。正直、最後まで飽きずに読めるか不安でした。でも、読み始めたらすぐに物語の世界に入ることができて、恋愛映画を見ているような気分でした。初めて読むにはピッタリの作品だと思います。
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モニター
予期せぬスキャンダルから元夫と再会。今の恋人との間で、女性としてだけではなく、大切な息子のために母として悩むヒロインがどういう選択をするのかドキドキでした。
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モニター
結婚した時、結局二人とも若すぎたんですね。そして子供過ぎた。ヒーローってヒロインの心にどんな傷を残したのか自覚してない、とんでもない男。でも最後の10ページの間に見せたヒロインへの理解と愛情、思いやりにヒロインの心を解かしたけど。普通はこのこだわり、数時間で解ける物ではないと思うので、もっと文中にさりげないヒーローの優しさに心揺れるヒロインの様子が見たかったかな。強引すぎるヒーローのせいで、終始ヒロイン寄りの気持ちで読んでました。
第2次大戦中にロンドンで生まれ、結婚後はイギリス本土から100キロ離れたマン島で暮らす。大の子供好きで、5人の子供を育てた。ジャーナリストである夫の強いすすめによって執筆活動に入った。2000年秋、ファンに惜しまれつつこの世を去った。ハーレクイン・ロマンスやハーレクイン・イマージュなどで刊行された彼女の作品は100冊以上にのぼる。