ハーレクイン・シリーズ
結婚はだめ
もう二度と男性は信じたくなかった。あなたの銀色の瞳に引きこまれてしまうまでは。
勤めていた会社が倒産し、大手のケイン・エレクトリカルに、 社長秘書の職を求めてキムは面接に行く。若くして結婚した夫と死別し、現在は、四歳になる娘と二人暮らし。短かった結婚生活は夫の暴力と屈辱に満ちていて、 貧しくても平穏な今の生活はキムにとってかけがえのないものだ。 社長のルーカス・ケインは、傲慢で冷酷な人物のようだった。 その瞳はとても冷たく、キムを嘲笑っているようにすら見えたが、 彼女は幸運にも採用された。 娘との生活を支えるため、キムはいい秘書になろうと決心する。 そしてときおり見えるルーカスの思いもかけない優しさに、 夫の死後、閉ざしていた自分の心が少しずつ溶けていくのを感じる。 かつて、夫の墓の前で誓った言葉は今も忘れていないのに……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2002年01月20日
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- 著者
- ヘレン・ブルックス
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11739-X
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- 書籍番号
- R-1739
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