ハーレクイン・シリーズ
バルタルディの女
これは何かの間違い、とんでもない誤解だわ。わたしが警察に連行されるなんて!
路肩に車をとめて嵐が過ぎるのを待っていたクレアは信じられない光景に目をみはった。どしゃ降りの雨の中、若い女性がスーツケースを手に歩いてくる。クレアが声をかけ、車に乗せて話を聞くと、その女性はまだ十七歳で、これから駆け落ちをするという。パオラと名乗った彼女は裕福な家の娘らしい。相手の男性は財産目当てではないかとにらんだクレアは二人が落ち合う駅までパオラを送っていくことにした。途中でぐっすり眠ってしまったパオラを車に残し、クレアは相手の男性と会って正体を見きわめようとした。ところが駅で待っていたのはその男性ではなく、パオラの後見人グイード・バルタルディと……数人の警官だった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年09月20日
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- 著者
- サラ・クレイヴン
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- 訳者
- 杉野さつき
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00342-4
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- 書籍番号
- R-1611
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