ハーレクイン・シリーズ
海を渡る鷹
白い薔薇を手折るのは、海を支配する一羽の鷹……
一七七九年大西洋の海上では、民間の戦闘用帆船が行き来していた。ニック・スパーホーク所有のリバティー号もその例にもれず、敵と見れば攻撃を仕掛けて、金品、人員のみならず、船までも強奪する民有武装船だ。アメリカ政府公認の“海賊”としてブラック・ニックと呼ばれ、恐れられた彼は、その日敵船の砲撃を受けて絶体絶命の危機を迎えていた。しかし、リバティー号とともに海に沈むかと思ったそのとき、なんと、若い美女の姿をした天使に命を助けられた。一年半前に風邪をこじらせて死に、天使になったという彼女は、妹のローズを政略結婚から救ってほしいとニックに訴える。豪放で享楽的、非情で傲慢な伊達男ニックに、そんな小娘ひとりにかかずらう暇はない。つきまとって離れないリリーをあきらめさせるために、それならいっそローズを誘惑し、傷つけようかと思ったのだが……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 1998年07月05日
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- 著者
- ミランダ・ジャレット
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4642-6
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- 書籍番号
- HS-43
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