ハーレクイン・シリーズ
憂鬱な花嫁
ついにこの日がきてしまった。今日は私の結婚式……。だが、ソフィアは幸せどころか憂鬱でしかたがなかった。なぜなら、おなかの子の父であるゴドフリーと結婚するのではなく、その弟のジョナサンと結婚しなくてはならないからだ。しかも彼は、兄の死の床で交わした約束を守ろうとしているにすぎない。ゴドフリーの子供に幸せな生活を与えるための便宜的な結婚だ。ゴドフリーはあんなに穏やかで優しかったのに、ジョナサンは無愛想で、ただ威圧的なだけ。彼の前に出ると心臓は不安に速くなり、何を言うにも口ごもってしまう。でも彼は約束してくれた。結婚は形だけで、落ち着いたら離婚すると。それなのに誓いのキスは長いし、瞳の奥には情熱を秘めたきらめきが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2006年10月05日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- やまのまや
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-73675-8
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- 書籍番号
- C-675 (初版I-1112)
読者レビュー
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大人気作家ミランダ・リーが、便宜上の結婚を強いられた花嫁の苦悩を描きます。ハーレクイン・ロマンスでは、形だけの妻を求めて結婚紹介所に登録するリッチな男性たちの物語〈求む、妻〉が8月より3カ月連続で刊行されています。