ハーレクイン・シリーズ
罪深きドクター
王家の恋 Ⅹ
セラピスト、サラ・ハンターはモンテベロへ向かう王室専用機内で期待と不安がいりまじった複雑な思いをいだいていた。突然口がきけなくなった幼い男の子の世話係として、治療のためにサー・ドミニク・キアラの屋敷に住みこむ予定なのだ。妻を失い、医師業に没頭する彼は息子の世話もままならないらしい。きっと、年老いて気むずかしいドクターなのだろう。そんな人物と生活をともにすると思うと、心は沈むばかりだった。到着早々、サラは国王主催の舞踏会に出席するよう命じられる。しかもまだ顔も合わせてもいないドミニクのお相手として。会場で待ち合わせることになり、借り物のドレスをまとった彼女は宮殿の召使いに教わって、サー・ドミニクなる人物を探しだした。驚いたことに、老人どころか輝くばかりにハンサムな男性だ。だがサラの目の前で彼は美しい女性を熱心に口説き始め……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2003年10月20日
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- 著者
- メアリー・マクブライド
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- 訳者
- 児玉ありさ
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-63169-7
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- 書籍番号
- LS-169
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- ミニシリーズ
- 王家の恋
読者レビュー
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〈王家の恋〉第十話は王室担当医にしてルーカス王子の親友サー・ドミニクが主人公。彼の息子が抱える秘密とは……?