ハーレクイン・シリーズ
結婚の心得
ミスター・ミリオネア Ⅰ
「一人の男性としてのあなたが好きなの」 ケイトは震える声で、マイケルに告げた。 そして胸が張り裂けそうな思いで、目をそらす彼を見つめた……。 ボスのマイケル・ホーキンズとふとしたことから 一夜をともにしてしまったのは二カ月前。 それまで、彼がケイトに目を留めたことはなかった。 彼女のほうはといえば、三年間ずっと彼に思いを寄せていた。 だからこそ、あの夜、自分をただの有能な秘書としてではなく 女性として見てくれた彼に、淡い期待を抱いてしまったのだ。 だが翌朝、マイケルはうろたえた様子で彼女に詫び、 さっさと仕事だけの関係に戻ってしまった。 でも、私にはできない。ケイトはこみ上げる吐き気を抑えた。 元の関係に戻れない理由もできてしまったのだから……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2002年04月05日
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- 著者
- リアン・バンクス
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-50934-4
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- 書籍番号
- D-934
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- ミニシリーズ
- ミスター・ミリオネア
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