ハーレクイン・シリーズ
最初で最後のラブレター
愛を約束された町 Ⅴ
あれは一生に一度の恋。二度と誰も愛さない。でも、人は思い出だけで生きていけるの?
ネルは最愛の夫ジェイクを三年前に不慮の事故で亡くしたあと、二人の子供と義理の母親を抱えて牧場を守ってきた。義母をはじめ、みんなが再婚を勧めるが、そんな気にはなれない。あるとき、ハイウエーに車を走らせていたネルは、路肩に車をとめて写真を撮っている男性に出くわした。きっと都会の人だわ。嵐が来そうだというのに、のんきなものね。ところが牧場に戻ると、その男性が、町の宿は満室なので、牧場の従業員宿舎に泊めてほしいと言ってやってきた。彼の名前はトラヴィス、職業は作家だという。ゴーストタウンのビターエンドのことを聞き、取材にやってきたのだ。そのとき初めてネルは気づいた。彼が亡夫とどこか似ていることに。でもトラヴィスに惹かれてはいけない。ネルは自分に言い聞かせた。そう、彼はいずれ都会に帰っていくのだから……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年05月05日
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- 著者
- デビー・マッコーマー
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- 訳者
- 吉本ミキ
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00206-1
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- 書籍番号
- I-1339
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- ミニシリーズ
- 愛を約束された町
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