ハーレクイン・シリーズ
エマと伯爵
あれは十年前、一八〇四年の社交シーズンのこと――富豪の一人娘のエミリアは、アポロ像のようにハンサムでエレガントなドミニクに恋をした。彼は貧しいが、いずれ爵位を継いでチャード伯爵となる人物。口ごもるくせのある太った不器量な彼女にも、とても優しかった。だが、ドミニクに求婚されたとき、エミリアは断った。財産目当ての求婚だと知ったからだ。結局ドミニクはほかの女性と結婚し、エミリアは社交界から退いた。その後、運命の嵐がエミリアを襲った。父親は破産して自殺。痩せて見違えるほど美しい女性に生まれ変わった彼女は、エマと名前を変え、今は家庭教師として生計を立てている。チャード伯爵から仕事の依頼を受けたとき、財産のない彼女に選択の余地はなかった。この仕事を引き受ければ、彼と一つ屋根の下に住むことになる。ドミニクは、わたしのことに気づくだろうか?
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年12月05日
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- 著者
- ポーラ・マーシャル
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- 訳者
- 宮沢ふみ子
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4652-3
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- 書籍番号
- HS-53
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