ハーレクイン・シリーズ
インフルエンザにかかって寝込んでいたベルは、ドアを開けて元夫を目にしたとたん、気を失った。大手投資顧問会社で働いていた彼女は、当時大学院生だったルークとたちまち恋に落ち、若くして結婚した。収入の差も社会的な地位の違いも愛の前では関係ないと信じて……。傷つけ合って離婚してから7年がたつ。どうして彼は今頃現れたの?
大雪で立ち往生した一組の男女が、フィリーの住む牧師館にやってきた。偶然にも彼らは、先日道に迷っているところをフィリーが助けたふたり連れ。ハンサムで笑顔のすてきなジェームズに彼女はひと目で惹かれたが、彼は都会に住む名高い医師。一方のフィリーはただの田舎娘だ。何より彼の隣にはいつも、完璧なまでに美しい婚約者がいた。
過保護な母親のもと、窮屈な生活を強いられてきた音楽家のヒラリーは、初めてのひとり暮らしに心を躍らせていた。だが、引っ越した翌朝に異変が起きる。冷蔵庫の中の食料がなくなり、居間には見覚えのないバッグが置かれているのだ。困惑していると、突如体格のいい男性が現れ、怒りもあらわに言った。「ぼくの家で何をしているんだ?」
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- 頁数
- 336頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年06月20日
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- 定価
- 1,026円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年06月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74262-9
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- 書籍番号
- WVB-2
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モニター
3つの物語で構成されてましたが、やはりペニー・ジョーダンの『運命の招待状』が一番心に残りました。推測できない物語の展開に惹き込まれていき、さすがペニー・ジョーダンの作品と、改めてその偉大さを痛感しました。
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モニター
3つのいろいろな作品が詰まっていて読み応えのある1冊です。特に、ペニー・ジョーダンさんの作品は、女性にとって、愛とは? 結婚とは? 仕事とは? と考えさせられます。ヒロインとヒーローのそれぞれの葛藤や会話に、はらはらドキドキさせられながら、一気に読んでしまいました。そのほかの2作品も、可憐なヒロインが頼れるヒーローと早くうまくいってほしい、結婚してほしいと願わずにいられない、心が温かくなる作品です。
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モニター
それぞれ作品の世界観は違いますが、どれも夢中で読み進めました。作品自体を純粋に楽しめたというのもありますが、私自身、結婚したばかりで、登場人物たちの心の変化を自分に置き換えてみたりもしました。1冊で3作品楽しめるのでお薦めです。
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モニター
愛される花嫁になるために何が必要か、物語を読み終えた時にそっと気付かせてくれる3作品でした。自分の気持ちを押し付け、他人を思いやる心がないと、幸せな結婚とその先に続く人生は送れないんだなと、しみじみ感じました。億万長者もプリンスも出てきませんが、最高のラブロマンス作品です。作風がそれぞれ異なるので新鮮な気持ちで読めます。個人的には最後の作品の母娘の絆と母親の気持ちに胸を打たれ涙しました。
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モニター
3作品とも、とても面白かったです。こういう傑作選はあまり自分の好みではない作品が含まれる場合もありますが、これはそんなことはありませんでした。ホロリとさせられ、優しい気持ちになれる1冊です。
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モニター
3作のウェディング傑作集です。やっぱり愛される花嫁になりたいですよね~。この3作は、各ヒーローとヒロインが、いろいろあるけれど、やっぱり、愛される花嫁っていいなぁと思わせてくれる物語です。私は、3作の中でベティ・ニールズの『ドクターにキスを』がほのぼのしていて、一番好きです。ジーュン・ブライドのこの季節にぴったりの本だと思います。
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モニター
幸せな花嫁になるお話の3部作。離婚したけれど、再会してお互いの本当の気持ちに気付くカップル、素朴に生きる田舎町の女性と有名な小児科医の恋、そして、箱入り娘と元軍人の偶然に同居することから始まるラブストーリー。6月の今の季節にピッタリで、読んだ後はとても穏やかな温かい気持ちになりました。幸せになれそうです!
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モニター
『運命の招待状』は、若くして結婚したために相手の良さを見失っていくさまが伝わってきて、いつまでも相手を想いながら踏み出せず、周りがやきもきしているのがほほえましかったです。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『A Secret Disgrace』が遺作となった。
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。
失読症を患いながらも作家になる夢を叶え、いまやRITA賞を始めとする数々の受賞歴を誇る大ベストセラー作家に。100作を超える著作は世界中で1億4000万部も出版され、多くの人に生きる勇気を与えている。4人の子どもを育てあげ、今はワシントン州ポートオーチャードに夫と暮らす。