最悪な出会いをしたアンナとドラコ。その二人が強く惹かれ合い、嵐のような恋に落ち、やがて愛に目覚めていきます。激しい激しい二人の様子に、思わずため息がしばしば。また、「自立することとは?」、「愛おしむこととは?」も考えさせられる作品でした。作品中で描写されたローマやシチリアに、ぜひとも出かけてみたくなりました。

すごく気の強い女性がヒロインでビックリです。最初の印象がちょっと失礼な感じ……と引いてしまいましたが、アンナのいろいろな面が出てくるたびに応援したいと思えるようになりました。ドラコのつらい過去からの変化に感動しました。ゼロから出発した力強さがカッコイイ。アンナがうらやましいなぁって思えるヒーローです! 　オルシーニの前作を読んでいなかったのですが、この本だけでも十分に楽しめました。でも、オルシーニの兄様方の作品もぜひ読んでみたいです!

反発しあう二人ほど、惹かれ合うのですね。相手のことを少しずつ知っていくほど、惹かれ合うのがいいですね。女性の父親は、結局は自分のためだったのだろうが、二人を引き合わせたことは大正解。今後の二人はどうなっていくのだろうか。今が最高潮の二人の今後も読んでみたいですね。

出会ってすぐに情熱的に一気に燃えた愛。二人の駆け引きにグイグイと惹き込まれ、あっという間に読んでしまいました。

偶然から始まった二人の恋愛をため息とともに読み進めましたが、私の期待を裏切りませんでした。二人の言葉の重みと大切さを改めて感じました。また、4人の兄と妹のイジーの家族愛の深さにもホロリ。すごく素敵な作品です。

お互い相手に反感を持ちつつ、惹かれてしまう二人。好きなシチュエーションです♪♪　『結婚』に否定的な二人が、反発しながらも一緒にいたい思いに逆らえないところや、素直になるところが可愛かったです。主役の二人の性格も良く、気持ち良く読めました。

大好きな作家の超注目ミニシリーズの続編を、読む前からワクワク♪　でもページをめくり始めて現れたヒロインは傲慢で、最初は共感できませんでした。が、ヒーローに惹かれていき徐々にかわいらしさも見受けられるように。父親への反感を抱きながら成長していく様子は、既刊の兄たちと同様で、ミニシリーズに厚みを加えています。実は、そんな父親が兄妹の配偶者選びに深く関わっているのを次作でも楽しみたいです。