ハーレクイン・シリーズ
留学先からギリシャに帰国したフェーベは、ペトロニデス家の長男との婚約を解消しようと決心していた。本当は次男スピロスのほうを愛していたから。だが、親族が決めた婚約の破棄は許されない状況に陥る。婚約者の援助がなければ父の会社は倒産してしまう……。
アリーは双子の妹を訪ねてローマに来たところ、緊急事態に直面した。妹は失恋が原因で自殺未遂を起こしていたのだ。失恋相手の親族ヴィットーリオは大富豪で、一族の平穏を守るためアリーに自分の恋人のふりをするよう命じる。彼女が双子の姉であるとも知らず。
シドニーに住むリアは弟が作った借金の返済に頭を抱えていた。ある日、彼女の前に一人の男が現れる。スペインで半年間だけ熱い愛を交わしたアレハンドロだ。実業界の大物の彼は、リアの弟の借金を肩代わりする見返りに、またベッドをともにするよう要求した。
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- 頁数
- 336頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年09月20日
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- 定価
- 1,320円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-30710-1
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- 書籍番号
- RX-10
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モニター
「恋愛はラテン式に」「ローマの熱い風」「情熱の取引き」3作品ともセクシーで男らしく、そのうえ大金持ちの男性と、とても魅力的だけどお金のことでとても困ってる女性のラブストーリーです。お金が絡むゆえに二人の間にあるのは本当に愛なのか、単なる駆け引きなのか・・・形勢が二転三転はらはらドキドキの展開で最後まで一気に読ませます。3作品ともはらはらしながら読みました。今回の表紙はなかなか良かったです。
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モニター
今回の本は3篇それぞれが、読みごたえがあって大満足でした。繊細で微妙な心理戦にやきもきさせられ、情熱的な愛にうっとりしました。話のテンポもちょうど良く、盛り上がりの場面も素敵だったので一気に読んでしまいました。
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モニター
ギリシャ、イタリア、スペインのラテンヒーローが織り成す3編の物語。その中でも私は「ローマの熱い風」が好きです。双子姉妹の間違った方に罪を償わせようとするヒーローですが、そこかしこに優しさを感じさせたり、意外に冷静な洞察力を発揮したりと、ただ復讐に燃えるラテン男じゃありません!あと忘れちゃいけないのが、表紙を飾るMrラテンことリッキー・ローマ。やっぱり素敵。他の二人のMrが表紙の作品も是非読みたい!
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モニター
今回は、1冊で3話も読める・・・嬉しい、とってもお得と思いましたが、もうそれ以上!!3つのストーリは、それぞれドラマチックで、セクシーで激しく燃えるようなラテンの物語でした。ハラハラ・ドキドキの展開で、ハーレクインならでは!これこそハーレクイン!と納得しました。表紙モデルのリッキーも物語とマッチして素敵ですね。
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モニター
1冊で3話!なんてお得感たっぷりな1冊でしょう! 短編なので話の展開やリズムが良くとても読みやすいものばかりでした。内容的には『微風のマリアージュ』が一番のお気に入りです。代々の果樹園を守ろうとするヒロインとそこを買収に訪れたヒーローが互いに魅かれてはいけないと思いつつ魅かれていく様がすばらしくてヤキモキしました。ヒーローには父親との確執もありそれに向き合う様もすがすがしかったです。
アメリカ、オレゴン州出身。姉の影響でハーレクインの小説を読み始めた。大学在学中に“生涯でいちばんすてきな男性”と知り合って結婚し、子供が生まれてからは母親としての道を選んだ。2002年の作家デビュー以来、30作以上を発表している。18歳のとき旅行で行ったヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しむ。
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。17歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。
オーストラリア出身。11歳のとき初めて物語を作り、賞に応募するも失格に。故郷アデレードからキャンベラに移り住み、現在の夫と出会った。結婚し、四人の娘に恵まれ幸せな日々を送っていたが、夢をあきらめきれずもう一度小説家を目指そうと心に決めた。数々の挫折を乗り越え、ついに自らの手で作家としての人生を切り開いた。