ハーレクイン・シリーズ
キャットは高級レストランで子爵にプロポーズされ感動に震えた。不幸な境遇に生まれ、モデルになったものの、5年前に大富豪アンゲロスの誘いを断ったせいで人生を破滅させられた。どん底から再度這い上がり、今はシーアと名前も変え、人並みの生活を手に入れたばかりかこうして幸せもつかんだのだ。ところが、ちょうどそこに入ってきた男性を見て全身が凍りついた。アンゲロス! あれ以来、一日たりとも彼を恨まない日はなかった。なのにまた私の前に現れるなんて、どういうつもりだろう。口もきけないキャットの前に彼は名刺を置き、電話するよう言って去る。キャットの地獄の苦しみが再び始まろうとしていた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年06月05日
-
- 著者
- ジュリア・ジェイムズ
-
- 訳者
- 大谷真理子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年05月25日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12739-6
-
- 書籍番号
- R-2739
-
モニター
久しぶりに読んだギリシア傲慢系ヒーローでした。思い込みでヒロインを追い詰めて、気持ちが通じそうになるとすれ違いが生じてしまい、せつない展開でした。最後にはヒーローをもう少し苦しめてからハッピーエンドでもよかったかな……?
-
モニター
定番のさみしい大富豪と貧しい育ちの美女のロマンスですが、この物語は女性が待っているだけではなくて上昇志向で努力しているところが魅力的です。余裕のある男性(外見も特上に限る)に、アルプスの豪華な山小屋に誘われてみたいって思ってしまいました。
-
モニター
再会&復讐モノですが、ヒーローのアンゲロスと再会した時ヒロインのシーア(キャット)は、なんと今彼からプロポーズを受けていて……。ヒーローと再会しなければどうなっていたのだと思わずにはいられませんが、誤解し合いながらも山の中での生活で二人の距離が縮まるところや、警戒しながらも惹かれしまうシーアちゃんの切ない乙女心は必見でした♪
-
モニター
ハーレクインらしくないタイトルだと思って読み始めました。今までのラブロマンス的な物とは違った、人と人の感情が絡まる内容でした。主人公の生い立ちや生き様など、とても力強く、でもせつない心情が繊細に書かれていたと思います。
10代のころ初めてミルズ・アンド・ブーンのロマンス小説を読んで以来の大ファン。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方やイギリスの田園が大好きで、特に歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキング、ガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。