ハーレクイン・シリーズ
夜は甘く妖しく
婚姻無効は認めぬぞ。婚礼の翌朝、証拠を確認するからな!
父亡きあと領地アノシーを女手ひとつで守ってきたメリサンド。そして、仲違いしていた父の訃報を聞き、荒れ果てたサイェルヌの地に戻ってきたクイン。どちらも正式な領主となるには、地域を統轄支配する大領主に認められなければならない。その大領主に呼びつけられたふたりは、ある命令を下された。今夜すぐにも、婚礼の儀式を執り行うこと---契りを結び、名実ともに夫婦になることを強制されたのだ。従わなければ、ふたりの領地はただちに没収される。メリサンドはクインの素姓を知って青ざめた。近隣で名を馳せた極悪非道のジェローム・ド・サイェルヌの息子。クインは残忍なあの男の血を引いている。彼女はクインに宣言した。決して指一本触れさせない、と。とはいえ、クインは女性なら誰しも惹かれる容姿の持ち主で、愛の手管にも長けている。しかも、ふたりで過ごす夜は長く、危険に満ちていた。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年11月05日
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- 著者
- クレア・デラクロワ
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- 訳者
- 上木さよ子
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4650-7
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- 書籍番号
- HS-51
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