ハーレクイン・シリーズ
雇われたプリンセス
公国の民を守るために一年だけ結婚してくれ。プリンスからの申し出に彼女は呆然とした。
カスタリア公国のプリンス、アラステア殿下の住む城で、ペニーローズは石垣造りチームの一員として働いていた。母亡きあと、酒びたりの父に代わって働き、給金の大半をオーストラリアにいる妹や弟に送金してきた。そんな勤勉さが、アラステアの母マルゲリットの目にとまったのだ。先代の国王が死去したことにより、アラステアにはその跡を継ぐ資格ができたが、ある条件が付いていた。それは、非の打ち所のない貞淑な女性と結婚すること。現在の婚約者ベルには、過去に多少の問題がある。そこでマルゲリットは、ペニーローズに、一年間だけ息子の仮の妻になってもらおうと考えた。とんでもない話だわ。取り合わないペニーローズにマルゲリットは百万ポンドという莫大な謝礼を提示した。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2003年07月20日
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- 著者
- マリオン・レノックス
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- 訳者
- 夏木さやか
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11886-8
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- 書籍番号
- R-1886
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