ハーレクイン・シリーズ
夜ごとの誘惑
おまえは一生を狼として過ごすがよい!秘密を打ち明けしそのときは・・・・・・・
すべては、ほんの一瞬の出来事から始まった。十字軍遠征からの帰路、不思議な瓶の封を開けたロルフは、魔女の怒りにふれ、昼間は狼として生きることを余儀なくされる。折しも、オオカミの群れに襲われた貴婦人がロルフの夜だけのすみか、魔女の宮殿に助けを求めてきた。魔女は”愛の恵みによりて呪いが打ち砕けん”と言っていた。夫婦の契りを結べば、呪いも解けるはず。さて、どうしたものか・・・・・・。一方、気に染まない結婚を拒否したアンリーズは、城を追い出され、死ぬほど嫌いな修道院へ送られる運命にあった。だから、見知らぬ男に妻になれと言われても、拒否はできなかった。ここは何もかもが素晴らしく、女王のような暮らしが楽しめる。そして、夜ごと夫と過ごす、めくるめくような愛のひととき。けれども、彼は自分の素姓どころか、顔さえも隠そうとする。ああ、この喜びを教えてくれた夫の姿をしっかりと見たい!愛を知ったアンリーズに、もはや怖いものはなかった。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年06月05日
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- 著者
- クレア・デラクロワ
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- 訳者
- 上木さよ子
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-4641-8
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- 書籍番号
- HS-42
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