ハーレクイン・シリーズ
妻という名の愛人
彼の欲望と彼女の事情が交差して、それは実行に移された。
父が賭事で作った多額の借金を返済するため、モデルのマクシーは、祖父ほども年の離れたリランドの愛人になった。愛人とはいえ、体の関係があるわけではない。リランドはひたすら若い女を見せびらかしたかったのだ。彼が病に倒れたとき、甥で大富豪のアンゲロスはマクシーに提案した。かねてから君には惹かれていた、今度は自分の愛人になってくれ、と。金のためなら自分を売ることも厭わない女だと思っていたのに、マクシーは”夫になる人にしか体は許さない”と言うばかり。何度迫ってもはねつけられたアンゲロスは、とうとう結婚を申し出た。しかしそれは世間には公表されない契約結婚で、いつの間にかアンゲロスに惹かれていたマクシーは憤慨する。だが、彼女のほうにも結婚を急ぐ理由があった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年07月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-8335-1500-8
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- 書籍番号
- R-1500
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