ハーレクイン・シリーズ
幻を愛した夜
孤高の鷲
彼女の心を切り裂いたのは、蔑みに満ちたまなざしだった。
きらびやかなパーティの席で、レインはとまどっていた。ドレスは借り物だし、そもそも華やかな場には慣れていない。だが人の悪意を感じとる特殊な能力を持つせいで、この潜入捜査に駆りだされたのだ。付き添い役のエージェント、イーサンがこちらを見ている。初めてイーサンに会ったときから運命を感じたものの、現実主義の彼は、レインをまやかしだと思っているらしい。現に今、美しい銀色の瞳には不信と侮蔑が浮かんでいる。わたしを疑っているのね……。いたたまれずに場を離れた直後、何者かの強烈な悪意に襲われ、レインは不意に気を失った。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2006年06月20日
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- 著者
- ゲイル・ウィルソン
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-63292-8
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- 書籍番号
- LS-292
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- ミニシリーズ
- 孤高の鷲
読者レビュー
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リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。ベスト作品賞受賞の人気ミニシリーズ『孤高の鷲』続編では、天涯孤独のヒロインがけなげに生きる姿を細やかに描きます。