ハーレクイン・シリーズ
夜明けまでの魔法
キャバノー家の真実 Ⅲ
残酷な結末がわかっていても、愛さずにはいられなかった。
〝堕落したルシファーは大天使のなかで最も美しい〟パトリックを見たとき、マギーの脳裏をよぎったのはその言葉だった。警察一家に育った彼は、彼女が務めるオーロラ市警でも一流の刑事だ。だが魅力的な外見と有能さを持ち合わせているため、汚職を働いているのでは、というやっかみ半分の噂があとをたたない。だからこそ、マギーは彼の身辺調査を上司に命じられたのだ。少しずつ心を通わせよう。そう誓った日から苦難は始まった。「きみとは相性が悪い」「きみが嫌いなんだ」けんもほろろな態度に、マギーは怒りではなくうずきを覚えて驚いた。まさかわたし、捜査対象(ターゲット)に恋してしまったの?
-
- 頁数
- 296頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2006年05月20日
-
- 著者
- マリー・フェラレーラ
-
- 訳者
- 新号友子
-
- 定価
- 946円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 4-596-63290-1
-
- 書籍番号
- LS-290
-
- ミニシリーズ
- キャバノー家の真実
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
M.フェラレーラの連作『キャバノー家の真実』第三話は、通常よりページ数が多く、読みごたえ充分です。太陽のように明るいマギーはパトリックの凍った心を溶かせるのでしょうか。